手術台を前に名前を告げる。 手術台に寝る。 主治医の先生と麻酔科の先生が頭上で話してる。 私も少し一緒に雑談する。 話した内容までは記憶にないけど。 麻酔科の先生「そろそろ麻酔入れていきますねー。だんだん目が重い感じになってくると思いますぅ」 「少し目が重い感じになってきた気がします」 の後から、もう記憶がない。 麻酔ってスゴい。 スゴいけど、こんなに早く意識なくなるんですね。怖い。 手術終わって先生に起こされた(気がする) 「脇のリンパに転移があって、リンパも切除
いよいよ手術当日。 ガンと診断されてから、あっという間と感じる。 看護師さんが心配して、声をかけてくれる。「今日手術やな。体調どう⁇昨日寝れた⁇」 「普通に寝れました」 「そーなん⁈寝れたんなら、良かった」 あ、みんな前日から気になって眠れなかったりするのか。 もともと、図太いタイプ。 どんな状況でも寝れちゃうタイプ。 どんな状況でもご飯普通に食べれちゃうタイプ。 いよいよ手術室へ。 テレビの見過ぎなのか、手術室にはベッドに寝かされて運ばれるものとばかり思ってた。
手術前にスキー旅行や観劇など、楽しんだ。 ガンと診断されたからって急に体調が悪くなるわけでもない。 家族や私の周りのみんなが心配してくれるのが申し訳ないくらい元気。 自分でも、ホントにガンなのか⁇と思う。 手術に向けて、息子くんが帰ってきてくれた。 手術前に美味しいもの食べようと、家族で良く行くイタリアンのお店に連れて行ってくれる。食欲モリモリ。 ガンのお陰というと怒られそうだが、息子くんにも会えて、美味しいものも食べれて、幸せだなーと感じる。 3月下旬、コロナの感染が
何ヶ月か前から決めてた予定が2つあった。 スキー旅行と劇団四季のCATSの鑑賞。 ガンとわかってキャンセルも考えたけど、今は元気だし、楽しめることは楽しみたい!! 予定は変更なし!! ということで、告知2日後にすっかり凹みまくっている旦那さんと娘と3人で1泊2日のスキー旅行へ。 スキーは別に上手なわけでもない。 ボーゲンに毛が生えた程度。 人はなんとか避けれる。 止まりたかったら止まれる、その程度。 けど、身体を切る冷たい風の気持ち良さや、山の上から見える白黒の景色が大
検査結果を聞く時には、旦那さんも一緒に病院について来てくれた。 「左脇に近い場所にあって、小さい腫瘍がいくつか集まったような感じの腫瘍で、直径1.8cmなので早期の乳がんと言って良いと思います」 結果を聞いてる斜め後ろで、やたらと鼻水をすする音が…。 ヤバ。 後ろで泣いてる。 私はなぜか変に冷静というか、特に動揺することもなく、じっと先生の話を聞いていた。 「他に転移がないか、念のためPET CT撮って調べましょう」 「はい」 なんだか人ごとのような感じだったのかも
病院に予約の電話を入れてから、あっという間に診察日。 人間ドックを受けてから約1ヶ月が経過していた。 人間ドックを受けたのが総合病院の附属の施設だったので、人間ドックの結果も見てもらえての診察だった。 最初の診察では、細胞を取って検査。 次の診察では、MRI撮影。 3回目の診察で検査結果を聞く。 「乳がんで間違いないですね」 やっぱりそうなのか… 私、ガン⁈ どうなるの⁇ どうしたら良いの⁇ 「手術の日を決めたいけど、都合の悪い日ある⁇」 え、手術の日を今日決めるの
旦那さんは超が付くほどの心配性。 毎年、私の人間ドックの結果には敏感だ。 今年は少々気が重い結果報告。 え、精密検査⁇ どこがアカンの⁇ なんでなん⁇ 早く病院予約して‼︎ いやいや、なんでなんってナニ? それは私が聞きたい。 病院を予約するまで毎日、 「病院予約した⁇」 と確認されたのは言うまでもない。 が、病院への予約の電話がしたくない、面倒くさい、怖い。 『「要精密検査」らしいんやけど、再検査行かないとダメかなぁ⁇』 なんとなく気が向かない自分の背中を押して
抗がん剤治療を受けて、体調がスッキリせず、何日かダラダラと過ごしてしまいました。 正確には「何日か」ではなく「何週間か」ですね。 そろそろ、私の乳がんについて書こうかなーと思います。 誰かの参考に、とか、誰かに勇気を与える、とか、そういう感じにはならないと思いますので、ご了承ください。 毎年、会社から補助が出るので、人間ドックを受けています。 考えてみたら、自分は会社の補助がなければ、きっと「人間ドックなんて受けてなーい」って言いそうなタイプ。 補助出して、半強制で受けさ
なんと、今朝、我が家に偽善者がいることが発覚。 ショックでしたー。 というのも、わたくし乳がんの手術をして、現在、抗がん剤治療中なのですが、体調が良かったり、良くなかったりする訳です。 で、うちの旦那さんというのが、もともと家のことは全く何もやらない人でして… 座ってたら、何でも運ばれてくると思ってるふざけた人種なのですよ。 でも、その旦那さんが2人暮らしになってから、家事をいろいろ手伝ってくれるようになったのです。 だから、私の入院中も家がぐちゃぐちゃになることもなく
今回はなまけもの、ざっくり自己紹介の回にしようかと思います。 小さい頃から自己紹介、大嫌いでした。 なぜかって⁇ 旧姓の名字が変だったから。 ご先祖さま、変とか言ってゴメンなさい。 でも、特徴ありすぎだよー。 小学校、中学校と、まあイジられました。 お年頃の男子がいじりたくなるよーな絶妙な名字だったんですよねー。 だから、自己紹介はトラウマ。 ざっくり手短に終わらせます(笑) 51歳。 11月に誕生日きたら、52歳になっちゃう。 旦那さんと子ども2人。 子どもは男
はじめまして。 なまけもの、と申します。 51歳。 おばちゃんと呼ばれるのを異常な程に嫌がるタイプのおばちゃんです。 今まで、何をやっても続いたことがない人生。 だから、noteも早々に終わっちゃう可能性大いにアリです。 そんなのでも良ければ、お付き合いくださいませ。 noteを始めるきっかけは… ①乳がんになった ②日記書き始めた ③旦那さんに日記書くならnoteにした らって言われた という、なんとも安易な始め方(笑) 大丈夫なのでしょうか。 みなさんに乳