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ジコリカラボでは「呼ばれたい名前」を準備してきてね

自分の言葉で率直に話すこと


ジコリカラボの1時間の学習パートでは、テーマを設定して、グループに分かれて話し合いをしながら、自己理解・自己覚知を深めていきます。

そこでグループ リフレクション*をする際に大切にしていることは「自分の言葉で率直に話すこと」です。

【リフレクション】
内省、振り返り、見つめ直し

「自分の言葉で率直に話すこと」については、以下の項目が大切になると仮定しています。

  • お互いの肩書き、立場、役職を過度に気にしすぎないこと

  • お互いが信頼関係を築けていること

  • 遊び心を持っていること

  • 無駄を許容していること


仕事で毎日、会っている人とは、肩書き、立場、役職を前提とするので特に「信頼関係を築けていること」が特に重要になります。

ジコリカラボは月1の開催で、よく素性の知らないメンバーとグループリフレクションをするので、ここでは「肩書き、立場、役職を過度に気にしすぎないこと」が大切になります。

私は田中佑樹です。同時に自立学実践研究所の代表をしています。仕事上では、無意識に立場を気にかけた発言をします。例えば、「自立学の代表だからそれなりにみんなが納得することを言わなきゃ」とか…です。自分をよく見せようともします。

役割を意識した意見は、時として自分の気持ちとは離れたものになってしまうこともあります。

この乖離は、組織で雇われている状態であると、より発生しやすいと感じています。なので、組織人としての意見と個人としての意見を分けて話す方が時々います。

ジコリカラボは、素直な意見を求めているので、肩書きや立場を気にしすぎた意見を求めていません。皆さんの率直で素直な意見を求めています(人を傷つける意見や意図して不快にさせる意見は求めていません)。それを実行するために、学習会では、まず、自分が呼ばれたい名前で、お互いを呼び合うことを推奨しています。

効果はさておき、呼ばれたい名前で呼び合うことによって、肩書きや立場は、一旦、脇においた意見交換を目指します。

ジコリカラボでは、はじめに名刺交換をしません。なぜならば、事前に肩書きや立場がわかると素直な意見の表出の阻害要因になると仮定しているからです。名刺交換は学習会の後の飲み会で自由に実施して下さい。

すでに肩書きや立場を知っている者同士であれば「信頼関係を築くこと」にフォーカスを当ててコミュニケーションをとって下さい。信頼関係が構築されていれば、素直な意見が出やすいからです。

信頼関係の構築は、対人援助職の方が困りごとを抱えている方との間に形成することも大切ですが、一緒に働いている仲間と形成していくことも大切です。

以下は参考までに

【信頼関係を築く5ステップ】
①警戒 ■笑顔で挨拶をする ■自分から自己開示
②疑心 ■雑談を通して「Yes」を交換しよう
③理解 ■質問上手になろう ■共通点を探そう
④共感 ■傾聴して共感しよう
⑤信頼 ■Giver(与える人)になろう

心と体のメンテナンスブログ信頼関係を築く方法とは?【大切な5つのステップ】


この信頼関係と関わってくるのが、場の空気感です。

場の空気感を大切にするためには、はじめて会う方でも相手に対して、尊敬の姿勢を持つことです。

幸いなことにジコリカラボに参加される方は、仕事でその要素を求められることが多く、所属している組織からも期待されていることであるため、正直そこに不安を感じていません。


ちなみに私は友人から「タナキーニ」と呼ばれているので、ラボでもそう呼んでください。

当日は、受付で呼ばれたい名前を伺いますので皆さんも準備してきて下さい。

後、ジコリカラボでは、遊び心感じれるようにアイスブレイクでは、ゲーム要素の高いものをして行きます。

加えて、ジコリカラボのグループリフレクションでは、考えたことからではなくて、まずは、感じたことを、伝え合います。感じたことは、ただその人が感じたことなので、その意見に良いも悪いものないですよね。

個人のアイデンティティまで情報化してしまう現代の評価経済社会は、この感じたことを軽視して、論理的思考の考えたことを重要視します。
しかし、ジコリカラボは、この一見社会的に無駄に見える感じたことを話すことによって、深い自己理解につながると考えています。

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