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14節制(2021年2月22日)

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今日のサビアンシンボルは、魚座4度「狭い半島での交通渋滞Heavy traffic on a narrow isthmus.」です。21日19:05頃4度に入ります。

「isthmus」は「地峡」で、地峡は、2つの陸塊をつなぎ、水域にはさまれて細長い形状をした陸地のことです。この陸と陸の繋ぎ目には運河が作られることが多く、水域と水域を繋ぎます。つまり陸と水が交差するポイントです。このポイントに交通渋滞が起こっているのが魚座4度です。

4は3の果てしなさを止めて定着させます。ピラミッドは三角形と四角形から成り立ち、3の移動性と創造性を4で着地させる構造になっています。3は頂点的なものを陰陽化し、4で定着させることで、天と地を繋ぎます。ピラミッドは、高次な意識が下りてきて地上化するポイントであり、地上にあるものを高次な意識に繋ぎます。

魚座3度で見出した永遠の自己に繋がる価値あるものを、4度で浸透させます。地峡には運河が作られ、土と水が交差するなら、4度は肉体とエーテル体が結びつきます。魚座は身体ごと恒星になることを目的としているので、4度の段階では、精神と物質は分断し、結びつくはずがないように見えていたものが、自分のものであると気がつき、再結合しようと格闘します。

1度の都市と3度の森を繋ぎ、物質界とエーテル界を繋ぎ、4度は恒星を肉化し、その生き方を自身に浸透させようとします。外部にあるものに見えていた高次存在は、私自身であると実感し始めます。

私の場合魚座期間は、下から上がってくるものが顕著になります。肉体を持った私が抵抗したいようなものが出てくるので、夢を取りこぼしがちになるし、意識喪失する部分が多くなりますが、夢の体験中は、「よしよし、いい感じだな」と、その夢を見ている自分が同時に存在しています。

地峡が交通渋滞するのは、このポイントが精神と物質を繋ぐ場所だからで、精神と物質が繋がると、個人が所有できるものなど何一つないと実感します。交通渋滞する場所は、これまで眠っていた回路が開通し活性化します。

今日のカードは14節制。生命の樹ではティファレトとイエソドを繋ぎ、エーテル体は自己に従います。自己とは個人の欲望や野心とは関係のない、永遠の自己に繋がる本質的な意図を持ちます。

本質的自己の目的は、恒星の意図です。それを意識化するとき、自分の意志や考えとして認識します。自分がやりたいと思ったことが、個人の欲望や野心なのか、それとも本質的自己の目的なのか、それは形になっていく過程ではじめてわかることかもしれません。恒星に回帰しているなら、わかりますが。

節制のカードが表すところは、自己に基づいた目的が自身に浸透するということです。社会内自己でなく本質的自己の目的です。やりたいことはやったほうがいいし、そこにずれがあってはなりません。節制のカードは、生命の樹では左右の柱に関係せず、つまり余計なものに興味を持たず、よそ見をしません。地上においては何をしていてもよいけれど、恒星に型共鳴したものである必要があります。

人生が軌道修正されるときとは、より大きなサイクルに乗り込むときです。誤った道というのは存在せず、道草をしたように見えても、それはそのサイズのサイクルには必要なことです。行き詰まりを感じたり、天啓を受けたり、人生が一新されるときは、より大きな自分の目的が自身に注がれています。

魚座4度は、本質的自己の目的が生き方に浸透し、人生が一新します。精神と物質が再結合され、眠っていた回路が目覚めます。

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