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牡牛座で掘り出されるもの

太陽が牡牛座を進んでいますが、牡羊座の普遍的個性が、牡牛座の肉体を持った私に結びつくとき、果たしてどこまで下りることができるのか、と考えています。上から降り注ぐ光に、肉体にあるものが照らされ浮上すると、地上に下りるには限界があります。肉体を根拠にしないからです。

子どもの頃、何になりたいか聞かれて、「何かになるってどういうこと?」「そういうものを考えておかなければいけないのか」と思った私は、「ということは、周囲の人が褒めてくれる部分を生かしていけばいいのだな」と、社会から見出されたものを、肉体の中から掘り出していったわけですが。多くの人が、そのようにして社会内自己を形成していくのではなないでしょうか。

社会から見出された自分を生きることに抵抗し、それまでの道を外れ、つまり挫折することもあるわけですが、それは、本人の自覚があろうとなかろうと、本質的自己を生きるための軌道修正です。

螺旋階段を昇るようにサインを体験するとき、牡牛座で見出される、肉体の持つ癖やこだわりは、恒星が照らしたものなはずです。今よくわからず取り組んでいることは、本質的自己が、肉体を生かして地上で生きようとしていると考えましょう。「何にこだわっているか」。それはどの段階においても、脱ぎ捨てるべきものとは限らず、任意に脱ぎ着することができ、洗濯したり仕舞ったり、買い換えたりできることが肝心です。

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