本音と建前

夢を解釈したとき、「そんなこと感じてないし思ってない」となるのは、本音と建前みたいに自分自身の気持ちに気がついていない、自覚がないと考えられますが、自分で自分の夢の意味を考え続けることで、この「そんなこと感じてないし思ってない」について無視することになるかもしれません。都合よく解釈するというのかな。そんなつもりはなくても、気がついていないものは、まったく見えないものです。

そういうとき普遍性というのは非常に大切なものになりますが、そもそも夢が個人性の高いものなら、自分自身に向き合うほかなく、まずは自分の本音と気持ちを素直に感じることが重要になります。夢セラピーの役割というのは、この本音の部分を明らかにすることでもあり、他者の解釈を知ることで、気づいていなかった自分に気がつくことにもなります。

他者の解釈というのは、正誤は関係なく興味深いもので、自分の知らなかった自分を知り、解釈する側も癖こだわりをさらけ出すこともあるもので、それもまた興味深いものです。

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