見出し画像

ペンタクルス4(2021年2月21日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、魚座3度「化石化された森」です。20日19:15頃3度に入ります。

森と都市は、エーテル界と物質界の関係性を象徴しています。魚座1度では、公共の市場にあらゆる価値が並び、それは都市にすべてのものが集められることに似ています。2度では混沌から、価値あるものを守り、個人を越えたものから個人を守ろうとしました。

1度が都市なら3度は森、1度が物質界なら3度がエーテル界です。化石化するとは普遍化するということで、エーテル体は肉体に比べて普遍です。普遍化したものとは、空間にも時間にも縛られていません。時代を超え、国を越えて残り続けているものは普遍化したものです。

魚座は時間も空間も越えて、永遠の自己を結晶化することを目的としています。3度の化石化された森は、いずれ永遠の自己になるもので、1度で混沌の中から高次な意識に触れたなら、2度で高次な意識に飲み込まれることから逃れ、3度で永遠の自己に繋がる化石化した記憶を引き出します。

樹木は化石化することが実際にあるらしく、wikiには次のようにありました。

古代に何らかの原因で土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中にケイ素と酸素、水素との化合物であるケイ酸を含有した地下水が入り込むことによって、樹木が原型を変えずに二酸化ケイ素(シリカ)という物質に変化することで、石英や水晶などと同様に固くなり、化石化したものである。

化石化した森は、水晶のように忘れ去られた歴史を記録しています。エーテル体に書き込まれた太古の記憶です。ハンターから隠れているリスは、化石化した森に棲み、頬袋に溜めたものを地下に貯蔵しては食べ、エーテル体は高次な意識と一体化していきます。

今日のカードはペンタクルス4。ペンタクルスは土の元素に関係し、金貨は金です。土の元素は、使い果たし掘り起こすことで、より大きな鉱脈にたどり着き、増やすことができます。資質もお金も使い果たさなければ、掘り起こすことはできません。

4は異物と格闘し、取り込み取り込まれ、増殖拡大していきます。金は、恒星が接点にできる唯一最高の物質です。ペンタクルス4は、リスが棲む化石化した森で、掘り起こせば、個人を越えた記憶が掘り起こされます。

パワーアニマルとかトーテムアニマルと呼ばれる守護動物が、人生を導くと言われることがありますが、魚座2度のリスは1度の物質界と3度のエーテル界を繋ぐ仲介者のようでもあります。

空間も時間も越えて残り続けるものとは、時間も空間もないエーテル領域にあるものです。普遍化し遍在化するものとは、イザナギとイザナミが国を生み黄泉の国へ帰ったように、エーテル体に戻るということです。高次存在が呼べば来るのは、遍在化しているからで、いつでもどこにでも存在します。

恒星を肉化したもの、恒星を結晶化したものは、普遍的価値のある星の欠片です。今もなお変わらない価値のある絵画や音楽は、時間と空間を超えています。作者は死にエーテル体に戻り、作品は物質界で生き続けます。ペンタクルス4の普及とコピーつまり普遍化は、物質とエーテル体の新陳代謝である死と再生によって可能になります。

プエブロ・インディアンは化石化した樹木を使って家を作っていたと言います。遍在化した意識で構築される自我は、永遠の自己に繋がります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?