癒しや解放の精神的過程

夢は、その意味を理解すると、自動的に勝手に進展するように見えますが、これを心理学的に言うと、癒しや解放の精神的過程と言うことができます。バラバラだったものが統合され、混乱していたものがまとまる過程です。その過程の印象が夢に表れると考えるのが心理学です。私から言わせれば反対で、夢、エーテル体で進展し変化することが先にあり、その表現として実際的現実が変わり、肉体を持った自分の実感が変わります。

あるテーマに取り組み始めたとき、夢で容疑者になり、逃げなければいけないと焦り、その次の夢では警察官として公安からテロ予告の情報を得て、その次の夢ではテロ実行犯がデパートに入って行くところを見て、その次の夢では結婚式のためのドレスを早く選ぶように言われ、そしてこのテーマがひと段落するというようなことが、夢セラピーです。この一連の夢を体験していく中で、「逃げないぞ」とか「捕まるぞ」とか、そういう風に自分をけしかけることはなく、ただ「逃げたいんだなー」「死にたくないんだなー(変わりたくないんだなー)」と深く納得していくことが大切です。

どうこう考えて自分を変えようとして変わるなら、とっくに変わってます。「変わらないようにしている」「ある感情に浸っている」「自分に鞭打っている」、それをよく知ること、納得することが変化に繋がります。ここで自分に厳しくすることは、自分を知りたくないということと同じです。この過程には精神力が必要です。

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