7が2を回収すると穴が開く
7は天と地を繋ぐ落差そのものです。それが7に2がプラスされ、天地を回収するように9になると、落差はなくなり途端に出口ができます。7は上下の方向性ですが、9はその上と下が結びつき円になり、落差は消えます。するとどっちが上でも下でもよくて、相対するもののどちらか一方だけしか見えないということがなくなり、前を見ていると裏がわかり、表を見ると裏が見えるようになります。川の流れのような落差からは見えないものが、円周上の点の180度反対側の点がだったら見える、というような感じです。
落差があり、どちらか一方に張りつくことができると、定住したり安定した生き方ができますが、円になると、どこにも定着することができません。だから9隠者は旅をしています。2という癖こだわり、天と地という陰陽を回収した9には穴が開いていて、16塔から出入り自由になります。これがスタピのためのタロットカード、2女教皇、9隠者、16塔のセットです。