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ペンタクルス7(2021年1月19日)

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今日のサビアンシンボルは、山羊座30度「秘密のビジネス会議」です。06:00頃30度に入ります。

山羊座の箱は想念によって維持されています。思い込みによって絶妙な均衡を維持し、どんなに無理をして、どんなに自分らしくないことをしても、すべて箱の中の出来事です。物質肉体は、朽ちていくだけで変化することがなく、変化したつもりでも、肉体の外に出ることがなければ変化はしていないと言えます。

社会という集団性は、強固な思い込みによって維持されています。集合無意識にある、抑圧された欲望や忘れ去られた真実が顔を出さないようにするために、常識や良識があり、それは箱の中だけで通用するローカルルールです。

社会という強固な集団性を、社会の中から変えることはできませんが、地上原理に依存した社会の箱よりも大きな箱からならできます。大地に縛られていないというだけで、できないことはないことを知り、自由な発想が生まれます。大地から足を離し、中空で直立するには、天と繋がらなければなりません。ハーネスがついていれば大地に落ちることもなく安全です。天と繋がらないから、地に足を着けることが重要視されるのではないでしょうか。

山羊座30度の秘密の会議は、中空で行われます。恒星意識はどんなものでも、地上からすると、本質的変化という破壊をもたらすものです。箱の外からもたらされる真実は、エーテル領域に秘密裏に持ち込まれます。天と地を繋ぐ道は、見える人にしか見えず、必要な人にしか見つけることができません。

今日のカードはペンタクルス7。ペンタクルスを単なる土の元素としてだけでなく、星の力の受け皿としての金と考えた場合、ペンタクルス7は、恒星の力による積極的な活動力や推進力を表します。となると、7戦車のカードと同じ意味になりますが、大アルカナを4つに分けたものが小アルカナなので、ペンタクルス7は土の元素に限定したものになります。

星の力を受け取る金が、山を駆け下りるような推進力を持つなら、エーテル界と物質界が繋がります。つまりペンタクルス7は、夢を形にする力があり、休みない生産性を持ちます。

土の元素は、形骸化したもの、安定したものを表すので説得力があります。この世界で、具体的で実現性の高いものが評価されるのは、土の世界においては、すでにあるものや変わるはずのないものに安心するからです。ペンタクルス7が生み出すものには説得力があり、夢が形になるには、既存のものに落とし込まれる必要があるということです。

恒星の力が山羊座の箱に注がれ、内包した力によって休みない生産性を発揮した場合、星の欠片を多産することになります。恒星意識を内包した小さな箱がたくさん生まれます。それは具体的なアイデアであり、理想を実現するための材料です。土の元素に感動はなく、空虚であることを考えると、山羊座30度は、もう山羊座世界に飽き飽きしているとわかります。

だけど7はいつでもワクワクしています。社会の中でできないことはなく、やりたいこともない。天と地を繋ぐ中空で直立し、今ここにないものを、今ここにあるものとして生み出しています。それはエーテル領域に浮かぶ、説得力のあるアイデアであり、理想を実現する材料に他なりません。

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