奇跡の出会い③〜へビースモーカーのアンマー編〜

次はめちゃめちゃヘビースモーカーアンマーのお話。

結婚したのをきっかけに音楽をやめた。

子どもが産まれて、少ししてから、やっぱりまだ音楽がやりたい!!

そう思って一人で歌う練習を始めた。そしてまだ自分の内面の危うさに気づいてなかった俺は準備期間1か月200人集客ワンマンライブを企画した。
バンドメンバー集め、曲作り、スタジオ練習、集客、会場探しの全てを一人でやろうとした。

その時もまたたくさんの人に出会い、友達や新たに出会った人たちにいっぱい助けてもらって、無事ライブを終えることが出来たんだけど、その時に出会った中に、シングルマザーのおばさんのユキ姉がいた。

めちゃめちゃタバコ吸うんだけど、彼女の体内はタバコと祈りと感謝で出来てるぐらい、感謝の人だった。

毎日、兵庫県明石の海に深夜行って、この世界の平和を祈っているような謎の人だった。

そして会う人、会う人に感謝して、感動してすぐ泣く。

めちゃくちゃ不思議なのが、彼女は誰とでもハグをするんだけど、彼女がハグするだけで、ハグされた人が泣き崩れたりする。

一度二人で車に乗って停まっていた時、その目の前でタクシーが止まった。

すると、一人の男がもう一人のフラフラの男を下ろして、タクシーに乗って走り去っていった。

次の瞬間、隣いたユキ姉は速攻で、車から出て、駆け寄り、彼を介抱していた。

どうやら酔っているようで、

大丈夫です!大丈夫です!と言っていたが立てない。

そしたらいきなりその若い男の子をハグし出した。

大丈夫だよ。大丈夫。

そう言っただけで、その男の子が号泣した。男の子と言っても二十歳ぐらいの成人男子だ。

かなりの時間ユキ姉がハグしたまま泣いて、男の子は立ち上がって、話し始めた。

田舎から大学のために引っ越してきて、でも馴染めずに、サークルの飲み会で、無理して呑んでしまったらしい。

その子を家まで二人で送った。

「あの子あのままやったら危なかったわ。これから幸せになるようにお祈りしよう。」と。

どうやら自殺とかの危険があったみたい。

前述の不思議おばあちゃんじゃないけど、そんな感じで生きてきたユキ姉。

小学生の間に、両親もおばあちゃんも亡くされて、中学生から一人で生きてきたらしい。

それでもそのスーパー感謝力で、

みんなのお陰で今まで幸せに生きてこられている

と、いつも言う。

困った人がいたら誰でも全力で助ける。

この無償の愛に俺は何度救われただろうか。

台風被害があった地域のボランティアもユキ姉の誘いで初めてボランティアってやつにも行った。

ユキ姉の息子はめちゃめちゃヤンキーなんだけど、そのヤンキー達も一緒になってボランティアをした。

僕の奥さんが仕事と育児に疲れている時、四国の滝に連れて行ってくれて、癒してくれた。

僕が精神的に一番キツい時、いつも僕の家族丸ごと支えてくれた。

動物とも会話出来るし、魂だけでエジプト行ってきた!とかを爆笑しながら言ってくる…笑

ただのヤバい詐欺師みたいな発言を大爆笑で話してくるけど、その無償の愛の行動と、ハグの時の体感が謎の説得力を生み出す…笑

で、俺に

「あんたは私と同じ感覚を持ってるんやから、もっともっと感謝して、いろんな人を助けていかなあかんねんで。この世界は愛と感謝。今日もその感謝をお祈りしよう。」

いつもいつもそう言ってくれる。

一切同じ感覚なんて思えないんだけど…笑

ユキ姉のハグをドラゴンボールで表現するならば、最長老がクリリンの頭に手をかざしたら、クリリンの潜在エネルギーをマックスまで引き上げた!あの感じ!笑

身体の芯からグワっと暖かくなって、心が安心する。

綺麗に澄み渡る。

彼女のことをイメージして作った曲の詩をここに記す。


「祈り」

君には何が見えてるの

その涙の奥にある意味を

遥か彼方先その先に

見える光に願いを込めて

祈りの日々 ただ願う日々

信じ続ける祈りの意味を

ありがとう


ほんとこんな人だ。やっと最近、この無償の愛って感じがなんとなくわかる。

目の前の人の幸せをただ願う。

感謝を伝えて、その行動をする。

それだけできっと自分の世界が綺麗な循環をする気がする。

僕は出会い運だけは自信がある。本当に良い人しか周りに集まって来ない。

このたくさんの出会いから学んだことを三十代はずっと引きこもって研究した。

ここからは自己探求や自己実験について話していこう。

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