悲劇を笑いに変換するとすべらない話になる
ネガティヴを笑い変換することをめちゃくちゃ推奨している。
そしてその方法は芸人のフリートーク全集をひたすらYouTubeで聴くという方法だ。
すべらない話でも良い、「推し芸人の名前 フリートーク」という検索ヒットでもいい。とにかく聴いて欲しい。
かなりの確率で、悲劇と怒りを笑いに変えている。
笑いは緊張と緩和のギャップで生まれる。
緊張した時、めちゃくちゃピンチな時ほど笑いが生まれやすい。
パニックなんて、コントみたいなもんだ!
冷静じゃないから、行動がコントになる。
大爆笑しながら、変換センスがどんどん磨かれていく。
自虐ネタに寄り過ぎて、自己否定にならないように、日々味わい感動し、幸せを感じるトレーニングと合わせて、お笑い動画を見まくるというのをやると、もう幸福感爆上がり祭りである。
俺のおすすめは下ネタ好きのあなたには、すべらない話の宮川大輔全集を、ブラックユーモア好きには、小籔千豊トーク集を、などなど、すべらない話だけじゃなく、テレビフリートークもめちゃくちゃ面白いから是非いろいろ聴いて欲しい。
そして聴きまくっていると、自分の悲劇をすべらない話に変換出来るようになってくる。
俺は芸人のプロではなので、やっぱりすべらない話は、うんこ漏らす系しかないけど、ちゃんと作れる。
大人になってから、うんこを漏らすという悲劇が宝物トークになるのである。
それじゃあついでにそのうちの一つだけシェアしておこう。
あれはお酒の弱い僕がBARで飲むということを覚えて、カウンターで飲んで、隣に座った女子に声をかける!とかやってた期間の短いチャラ男時代のあるBARでのお話です。
結婚前の二十代後半だった僕は馴染みのBARのカウンターで飲んでいた。
そこに二十代前半っぽい女の子が飲みきて、一つ席をあけて隣に座った。
カウンターだからマスターを通して会話していると、自然に三人で話す感じになっていく。
キムタクがやることは全てカッコいいと思っていたイタイ男はタバコを吸いながら、口説き始めた。
しかし男は酒も弱いが腸もとびきり弱い…
楽しく会話している途中からプルプルなるぐらいの腹痛に襲われ、この爆弾をどうしよう…となった。
BARには男女兼用のトイレが一つだけ。
俺がこの爆弾を投下した後に、女子がトイレに行けば、気絶してしまうかもしれない…
あっ!そうだ!50メートル先にコンビニがある!
あそこに行こう!
ちょっとタバコ買ってきます!
と店を出る。
もうその頃には、息継ぎも変な感じになるぐらいもう爆弾は今にも爆発寸前で、頭の中で、お花畑を思い浮かべながら、ちょっと震えながら、コンビニへ。
するとコンビニに前に行くと、いつも閑散としている深夜のコンビニに、ヤンキー集団が…笑
オーマイガー!!オワタ…
もはや半分白目状態になりながら、方向転換。
意識も少し薄れつつ、フラフラと歩いていると、
かなり傾斜のある草が生い茂った高台の上の公園に上がるまでの土手みたいなところを発見!
もうここでするか、漏らすかの二択である。
鞄は店に置いたまま…漏らす選択は無い。
迷わず深夜の草むらに入っていく男が一人。
そしてもう秒もかからず爆弾投下…
その安堵感の広がりは、ここはもはや天国ですか?ぐらいの優しい風と共にお花畑で寝転んでいるぐらいの幸福感に満たされた。
しかしその安堵感も一瞬で終わり、
あっ!どうやって拭こう…
もうギリギリの限界過ぎて、拭くことまで何も考えてなかった…
周りを見渡すもの草だらけ…
うーん…
やっぱり草か…草しかないか…
そして草の選定をして、草で拭く。
この時俺は気づいた。
普段何も考えずに拭いているトイレットペーパーがどれだけ柔らかく、優しく包んでいてくれたかを…
草ってね。めちゃくちゃ硬いのよ!そして鋭利!デリケートゾーンには完全使用禁止だな!と思いながら、その仕事を終えて、
立ち上がってズボンを上げた瞬間…
ここからいきなりZONEに入る。
そうスローモーションだ。
あっ!と思った感覚で、気づいて振り返るところから完全スローモーション…
ズボンの後ろポケットに入れていた財布が、履いたと同時にポケットから滑り落ち、その向かう先はゆっくりと、そう本当にゆっくりと、その爆弾へと向かう。
あっ…
オワタ…
完全にオワタ…
そして立ち上がって、気づいた高台の公園の中に、電灯で照らされたトイレがポツン。
トイレ…こんな近くにあったなんて…
あの時はもう必死で、気づかなかった公園のトイレ…
ここにあったよ…ここにずっと居たんだよ…
と優しい電灯の光がトイレを照らしていた。
しばらく俺はフリーズした。
どれぐらいの時間が流れただろうか…
ふと我に返り、爆弾から財布を救出し、公園のトイレで、財布洗う大人の男。
もちろんトイレットペーパーもそこにあった。
BARに戻り、サッと会計して帰えった。
秋の夜の哀愁系すべらない話。
ありがとうございました。
お食事中は読まないでください。と最後に書いておく。
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