家庭内における責任の分担について。

はい、下の記事を読んでみたですが、ツイートが長くなりそうだからこっちに書きます。

すべて妻の責任…被害者ヅラする男たちの「信じられない言い訳」 @gendai_biz https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81487 #現代ビジネス

信田さよ子


これ、男の問題みたいな煽りタイトルになってるけど、双方が被害者で加害者の共犯関係なんよね。 この二人の関係性の問題を解決するには双方の理解が必要で、

一方だけがわかっていても解決しないんだよね。

これに気付くのって、なかなか難しくて、自分の生きてきた正当性を否定する事で、自分が普通に生活して悪い事を何もしていないのにって思って生活している人にとって難しい問題なんだよね。

この例だと夫が、妻の、望む行動をできないのを、社会の中で虐げられているから仕方ないって言ってる事。そのことは被害であるが。

虐げられている事は事実なのだが、同居する妻に暴力をふるう事や、割り当てあれた家庭内の責任を負ってない事象は現実としてある加害である。

二つの関係があり、社会では、被害者であり。家庭では加害者になる。

この問題、被害者が強くなって、もしくは何かの力を借りて、被害者にならないようにする事が解決策なんだけど、個人として考えると、被害者が、被害の問題を解決せずに、どこかで被害のうっぷんを晴らしたり、何もしてない事でも安定して、続いてしまうんですよね。

自分を被害者にして、本来の加害を加えられている方向でなく、「自分のうっぷんをはらす為に知らず知らずのうちに加害している自分の周囲にいるより立場の弱いものが自分の問題のとばっちりを受けてより弱って限界になってだしてきた助けの声」を自分に対する攻撃として受け取ってしまう。自分はちゃんとやってるのに、なんで!!! となる。

問題に立ち向かわなくて済む方向、現状維持をなぜ望むのかと言うと、力関係にある。

夫と妻のどちらが強いかは各所で違うのだろうが、夫の方が力が強いケースでは、同じ環境でも耐えれるし、男の人の強さで耐えれば耐えてしまうほど、共同生活者である妻にも一定の強さを要求する事になり、強くあってほしいと思うなら、それは妻の能力次第だ。

しかし、その家庭内で夫も、妻が強くなって仕事をし稼ぎ一人でも生活できるとなったら、家庭内で負担になる夫はいらない存在になるであろう。


そして、この関係性の問題が解決しない限り、物理的に距離を取ったりと関係性以外の方法で問題を小さくする方法なら取れると思う。

日本社会では、一般に男には求められるものと女性に求められるものが違う。

性的なもので社会に価値を与えられるため、厳しい労働を免除されている面がある。

ここで逆に、「厳しい労働に耐えながら周囲に自分の鬱憤を振りまかずに自分の中で処理する能力の無い立場の弱い夫」を攻撃すると、これは相手と同じ事をまた自分がしてしまう事になり、お互いの攻撃しあって安定してしまい、骨肉の争いの修羅道に陥る事になるような気がします。

攻撃しあう所で安定してしまわないで、能力不足なら能力不足に気付いて補って共に成長していく事が望ましいと僕は思うけど、なかなか難しいよな。 なんて思う昨今であります。


そんな所だな。


2021.3.28 12:49 誤字と表現の訂正

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