NY市内の屋内ダイニングが14日から停止|規制地域の新基準を発表|ワクチンは数日内にNY州に初回分が到着|感染陽性者数は全世界で過去最多|ため息ばかりついても仕方ない|今日のNYC|SAT|2020.12.12
Published 6:03 am
Photo|Shintaro Tanaka|Gowanus, Brooklyn|2020.12.11
掲載|ニューヨーク情報共有
みなさん、おはようございます。
昨日は、ニューヨーク市内の屋内ダイニングが14日から停止されるとのニュースがありました。9月30日に屋内ダイニングが許可されてから、わずか2カ月半。
あくまで個人的な印象ですが、レストランが元気を回復するとともに、人がまばらだったマンハッタンにも人が戻ってきたように思っていました。
学生と思われる若者たち、背が高くておしゃれな服を着こなしているいかにもモデルといったいで立ちの男女。それまで、どこに行ったんだろうと思っていた住民も見かけることが多くなっていました。
そんな状況を感じていただけに、まだまだ先の見通しが立たない状況にため息が出ます。
とはいえ、ため息ばかりついても仕方ない。「誰かが何とかしてくれないのかなあ」という思いは捨てて、「NYCは、自分たちでなんとかしようぜ」と考えないといけないなとつくづく思いました。
NY市内の屋内ダイニングが14日から停止
規制地域の新基準、対象は14日発表
昨日、グループの投稿でもお伝えしましたが、ニューヨークのクオモ知事、新型コロナウイルスの感染陽性者数、入院者の増加傾向を踏まえて、ニューヨーク市内の屋内ダイニングを14日(月)から停止すると発表しました。
また、クオモ知事は、現在行なっている新型コロナウイルス感染拡大防止対策であるマイクロクラスターモデルの規制地域の基準を改訂、14日(月)対象となる帰省地域を発表するとしています。
Red Zone=今後21日以内に病院の収容率が90%(7日間の平均)以上となる地域
Orange Zone=感染陽性率(7日間の平均)が直近10日間で4%となり、かつ、病院の収容率が80%以上となった地域、または入院率が高く統制が必要であると州保健局が指定した地域
Yellow Zone=感染陽性率が直近10日間で3%(7日間の平均)となり、かつ、病院の収容率がクラスターの中でもワースト10%となった地域
FDAがワクチンの緊急使用承認
数日内にNY州に初回分が到着
こちらも昨日グループで速報を投稿していますが、昨晩、FDAがファイザー社、ビオンテック社が共同開発した新型コロナワクチンの緊急使用を承認しました。アンドリュー・クオモ知事は初回の配分は日曜日か月曜日に到着するとしていいます。ニューヨーク市内では72000人分、ロングアイランドには26500人分が割り当てられます。
感染陽性者数は全世界で過去最多
新型コロナウイルス関連情報
ニューヨークタイムズ紙が発表している統計(*1)によると、12月11日の1日の新規の新型コロナウイルス感染陽性者とCovid-19が原因とみられる感染陽性者の死者数は下記の通りです。同日のCovid-19の感染陽性者入院患者の総数はThe COVID Tracking Project(*2)の統計をもとにしています。(ニューヨークタイムズ紙が発表している統計数は後日修正されることもあります)
全世界
陽性者|716,868人(過去最多)
死者数|12,424人
全米
陽性者|280,514人(過去最多、*過去の未集計分も含む)
死者数|2,951人
Covid-19の感染陽性者入院患者|108,108人(過去最多)
ニューヨーク州
陽性者|10,561人
死者数|99人
Covid-19の感染陽性者入院患者|5,321人
ニューヨーク市
陽性者|3,313人
死者数|29人
昨日のNYC
情報ソース
(*1)https://www.nytimes.com/interactive/2020/us/new-york-coronavirus-cases.htmlhttps://covidtracking.com/data/us-daily
(*2)https://covidtracking.com/data/national
(*3)https://www.governor.ny.gov/news
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