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聞き役

わたしは、仕事柄 他人の話を聞くことが多い。

聞くときの姿勢で心がけていること…
なんてのは、特にない。

ただ、最近 聞く姿勢について、改めて考えてみた。

わたしは、話を聞いていると、けっこう自分の意見を言いたくなる性分だということに気がついた。

つい話の途中でも、自分の意見を言いたくなる。

今、言っておかないと、このタイミングでないと伝わらない!という思いが先走り、意見を述べる。

でも、タイミング的に相手と言葉が重なり、しまった!と思うときが幾度となくある。

これって、、よく考えてみると、意見を述べているのでなく、口を挟んでるだけじゃない?…

相手のことを思って!
なんて大義名分。自分の思いを聞いてほしいだけなんじゃないの?!

自分を主張したくなる。
わかる。それは、わかる。

ただ、聞く立場としては、主張はいらない。

聞いてほしい人からすれば、
とにかく聞いてほしいだけのときもある。
話して、自身で整理できることもある。
気持ちに、そっと寄り添ってほしいときもある。

わたしの主張なんて、どうでもいい。
ほんと、どうでもいい。
てか、聞いてないし。笑


相手の思いを まずは受け止める。

その上で、相手が何を求めているかを考える。
答えを求められれば、そこで初めて意見を述べればいい。

聞き役って、そういうもの。


聞いてもらって、受け止めてもらえて、
そして初めて、相手の意見を受け入れられるものだと思うから。


「聞くことは、話すことよりもずっとエネルギーがいる。
だけどその分、話すための勇気を得られるんだ。」

わたしの大好きな本。

原田マハ さんの『本日はお日柄もよく』の一文。

話すためには、聞くことがどれだけ大切かを感じさせてもらえる言葉。

自分の主張よりも聞くことが大切。
しっかり聞いていれば、ちゃんと自分の思いを話せる時がくるから。。

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