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下北澤姉妹社「焔-おとなのおんなはどこへいく-」

下北澤姉妹社「焔-おとなのおんなはどこへいく-」
に演出助手として参加させて頂きます。
ストレートのお芝居ですが、音楽作りからこだわる制作スタイル、どうぞご期待ください♪

という訳で先日、顔合わせを兼ねてプレ稽古にお邪魔してきました。
部屋の壁に「大声での演劇禁止」と不穏な事が書いてありましたが、ご安心ください、プレ稽古ですから大声での演劇ではありません。
作家の過去の作品を分析して検討議論する為に集まった、いうなれば学会です。田中雅樹28歳、初めての学会参加でした。


いつか拝見した芝居で、戦中にフランス戯曲の上演を目指す学生が、政府から上演禁止処分を受けるも「これはフランス語の学習会だ」と一休さん的イノベーションで無理やり乗り切るというシーンが有った気がします。
常に演劇には戦いを伴う、昔は特高警察、今はオミクロン、そろそろ税務署です(誰か助けてください)。


題材は脚本家の過去作「逢坂~めぐりのめあて~」老眼と漢字と格闘しながら、
戦後〜高度経済成長期にかけての、意気地のない男達と芯の強い女性たちの骨太な作品を味わいました。
どんなに権力や名声を得ても、男は肝心の部分の腰がすわらないし、女性はどんな目にあっても芯はしっかり立っていて、
「ああ、男って本当に・・・」という感じでございました(すみません)。

後半は返し、女性2名が初めて会って若干打ち解ける、という約1分程度の会話を、約2時間かけて深堀りするという贅沢な学習で、これはきっと本ちゃんの作品はもっと愉快な事になるぞ、という予感がしました。
本稽古の開始は4月、とても楽しみです。

それにしても
「逢坂~めぐりのめあて~」
め〜っちゃ面白い作品でした、山崎豊子作品とか好きな人は是非……
劇作家協会の戯曲デジタルアーカイブで無料で読めます(宣伝)


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