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顔合わせ(3月10日)

▼脚本を担当しているミュージカル「命日オプション」顔合わせ…!
演出の池田さんの「とにかく最初なんで、大風呂敷を広げましょう!」という号令で始まり、非常に刺激的な時間でした。
ありがとうございました!!

制作のヒラリーが作ってくれた紫の表紙の台本、可愛くてお気に入り。
(わざわざ作ってくださって…感謝…!)

自分の印として、ノラネコぐんだんのシールを貼った
(なぜなら、ノラネコぐんだんを推しているから)

▼台本の話(物理的な)。
製本台本だと、当然ながらカンパニー全員が同じデザインの台本を持っているという事になるので、取り違いが起こらないように個人の名前とか識別する「個性」をどうやって出すか、という問題がある。
各々好きなステッカーとか、名前シールとかを貼っていく事になるけど、その個性の違いが結構面白かったりする。
「新商品!」「おすすめ!」とか、手元の商品に貼ってあるPOPシールを貼る猛者もいる。目立つように作られているので合理的だなとは思った。

▼台本の話(物理的な2)。
劇団のレパートリー演目とか、何回も再演を繰り返す演目の場合、台本の表紙は、デザインは同じで年度ごとに表紙の色を変えるパターンがあるけど(今年は黄色、来年は水色…とか)、7回を超える位から色の選択肢が無くなってきて、印刷所の人と「今年の色どうする問題」に悩みがちだったりする。すごく狭い「あるあるネタ」。

昔、医療モノの演目で、どうにも、その年の色の選択肢が無かったので思い切って赤色にしたら、試し刷りで「真っ赤だと血みたいだよ!!」って発禁になった思い出がある。
今考えると当たり前だけど…
印刷所の人も「ですよね〜!実は私も、ヤバいかなって思ってたんですけど〜!」とリテイクはスムーズだった。「思ってたなら言えし」と若かりし田中は思った。上司にはちょっと怒られた。

▼台本の話(物理的な)でした。
こういう細かい話が、年々好きになってきている。
これが歳を重ねるという事なの…?
こういう細かい話が大好きなおで、これからも積極的に聞いていきたいし、残していきたい。
音楽家の「楽譜の話(物理的な)」も聞いてみたい。


▼顔合わせの帰りに、演出の池田さんとカレーを食べた。
稽古スタートの記念に、見た目がゴキゲンなカレーにした。
「お祭りみたいなカレー頼むじゃん」と言われた。
確かに、謎のお祭り感がある、ソーセージの配置が櫓と提灯っぽいから…?
でも名前は「ジャーマンカレー」だった。

このサブナード新宿にあるカレー屋、スプーンが平べったくて面白かった。画像は無い。気になる人は現地に行って確かめてください。想像の二倍は平べったい。

「柄杓よこせ〜」で有名な船幽霊(海の上で「柄杓よこせ〜」と幽霊から言われてマジの柄杓を渡すと、柄杓で海水を船に入れられて沈められるので、漁師は底の抜けた柄杓を幽霊対策に持っている…という感じのやつ)対策にもいけるくらい平べったい。

どうでもいいけど、そもそも柄杓で水を入れて船を沈めるって結構キツくない?
柄杓は一杯約600mlらしので、浴槽(200L)に水を貯めるのにだって約333回かかる。
幽霊たちの中では「机上の空論」という意味の例え話で使われたりするのでは……

え!!柄杓で水を入れて、船を!?
できらあ!!


▼明日から「命日オプション」一般発売開始です。
今日の顔合わせで「これは面白い作品になるぞ」と確信しましたので、是非ご覧いただけますと幸いです…!
5月なので、もう少し先ですが……週末はお早めに……!



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※楽しいミュージカルを上演します(脚本を担当しています)
ミュージカル「命日オプション」
5月9日(木)〜12日(日)、六行会ホール
脚本:田中雅樹、演出:池田海人、音楽:石渡裕貴、振付:巽徳子
【公式HP】https://musical-za.co.jp/stage/meiopu/
【チケット受付】https://act-pit.com/ticket/?eid=J15qwMYy&code=DH3lD3zPDI

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