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つくるって愛くるしい

映像、写真、デザイン、文章、大道具、小道具、照明、衣装、企画、脚本などなど。メディアを通して発信されるものすべてはヒトの手で作られています

当たり前のことなのかもしれませんが、私はテレビ番組の制作会社で働いてはじめてこのことに気付き関心しました

初めて配属されたのは深夜のバラエティ番組。ちょっとした小道具などは、ディレクターの要望するものを探し回って手に入れます。私が駆け回って準備したものたちが、テレビに写り、全国に流れるのです。

よくある手持ちフリップなども、印刷屋にいって出力したり。なんというかすべてが手作りだったんです。もちろんテレビで流して良いクオリティか?という判断は随時ディレクターに委ねられ、下手なものは出せません。

関わる美術さん、技術さん、制作陣など、いわゆるプロフェッショナルたちが各所それぞれの経験とスキルを持ち寄り一丸となって一定のクオリティまで持っていくのです。

ただ忘れてはいけないのは、各所のプロフェッショナルたちもヒトであり、メディアを通して私たちがみているものは、そのヒトの手で作られているということです。

このポスターをみてください。

地方自治体の手作りポスターです。完成度高いです。

よくみるとヒーローが見ている世界に手作り感が滲み出ています。クオリティはこの写り込みを消すか消さないかに左右されるだけであって、テレビや映画も同じようにすべて手作りなのです。

noteでもその他の媒体でも多くの方がクリエイターと呼ばれ発信していることと思います。その創作すべてはヒトの手で作られています。そして鑑賞しているのもヒトです。すべてにヒトが関わっているわけですが、せっせとつくっている様子や、感想をもつ様子って愛くるしさを秘めている気がするのです。

おしまい。

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