3%の無駄な邪念

音だけ聞いていたテレビのニュースで「シュウマイの疑いで逮捕された」
と聞こえてきた。
えっ!?っと思って振り返ったわけだがそれは「収賄の疑い」のこと。
そりゃそうだよなと一人で軽く笑う。
ベタな聞き間違い。

しかし、こんなベタベタな聞き間違いでも、聞いた瞬間に想像してしまう映像はとても愉快なものなのだ。
それは、飲食店の厨房で山と積まれたシュウマイを名の知れた政治家がギトギトした笑顔で頬張っている映像。
(って、登場人物のチョイスの時点で本当はシュウマイではなくて収賄だとわかってるよなあ。)
その映像が脳みそに焼き付けられてしまったものだから、 本来のニュースを見ても「いいじゃんねえ、シュウマイを美味しそうに食べてただけでしょ?」という感想が3%くらいは拭いきれない。

まあ、残りの97%は「許せん!」になってるからいいんじゃないかなと思う。
3%分くらいは、邪念というか無駄な遊びがあってもいいんじゃないかなと思う。
それが韻を楽しむということなのかもなと思う。
忙しい日々の中で、韻を踏むことを楽しむそんな余裕があっても悪くはないよなと思う。


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