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【ネタバレ】シン・エヴァンゲリオンで面白かったシーンベスト5

そこそこ期待に胸を膨らませながらシンエヴァを観てきたわけだが、面白いシーンが予想以上に多かったためランキング形式で発表していきたいと思う。

知識勢ではなく考察とかは一切してないので注意されたし。

第5位・ゲンドウビーム

トップバッターはなんと言ってもサイクロプス化したゲンドウの目からオプティックブラストが出たシーン。オプティックブラストが分からない人は以下を参考にしてほしい。

顔面に銃弾を食らったゲンドウが脳漿を拾って穴の開いた後頭部に戻す姿も「戻さなくても元気そうなのにわざわざ不死身度をアピールしてきたパフォーマンス感」が出ていて乾いた笑いを誘うのだが、更にその後空洞になった目からビームで戦艦的なやつを破壊するシーンが続くので我慢できず吹き出してしまった人も少なくないだろう。

これが5位に甘んじている時点でエヴァの笑いの奥深さが窺える。

第4位・2D対戦格闘ゲームエヴァンゲリオン

視聴済みならタイトルだけでピンときた人もいるかもしれない。
第4位はマイナス宇宙におけるシンジVSゲンドウの戦いだ。

ここでは一応「我々人間の知覚ではマイナス宇宙での出来事を正しく認識することができないため、過去の経験や知識から認識が補完されるのだ」といった説明がされている。

されているのだが、それにしてもラインナップが「ミサトさんの汚部屋」とか「学校の教室」とかいうおおよそエヴァ機体が立つに相応しくない場所なのである。シンジ中のエヴァは屋内で槍振り回して乱闘するようなイメージなのだろうか。

しかも場所が切り替わるたび毎度同じ立ち位置から同じポーズで激突する2体のエヴァ。マジで出来の悪い2D格ゲーを見ているかのようだった。

「おっ、同キャラ戦か~。初号機は1Pと2Pで武器の形が違うんだよね。ちなみにミサトさんの部屋はゴミが多くて見辛いから大会では使用禁止だよ」とかいらん解説をするグレンラガン立ち勢の顔が目に浮かぶ。

第3位・エヴァ死亡シーンまとめ(87万再生)

第3位はガイウスの槍で歴代エヴァが貫かれていくシーン。

鍵となり犠牲になろうとしたシンジ。しかし母ユイがシンジを逃がし、ゲンドウと寄り添いながら自らを模したエヴァに槍を突き刺す。歴代のエヴァが貫かれて消えることで、「エヴァのいらない世界」への改変が果たされるというわけだ。

しかし13体もいて尺が足りなかったのか、貫かれるスピードがとんでもなく速い。あまりにも早すぎたので「〇〇死亡シーンまとめ」みたいな雑な切り抜きで再生数を稼いでいるYoutubeまとめ動画を思い浮かべてしまったほどだ。

結果的にスピード感に圧倒されて感動する暇をまったくもらえなかったのだが、ここについては製作陣にどういう思惑で作ったのか訊いてみたいところである。

第2位・色白マネキン天空雑技団

惜しくも第2位となったのは、ガフの扉に収容されていたリリンの魂がマネキンの姿をとって青空を闊歩するシーン。

画面を埋め尽くす首なしのマネキンが踊り狂う絵面は綾波の生首も相まって本作最高に不気味ではあるのだが、マネキンがアーチを作ってカモメのシルエットを作っていたり芸が細かく笑わざるをえなかった。

Qであったシンジとカヲル君のピアノシーンに近いものがあるのかもしれない。僕らにとっては面白くても本人たちはいたって真面目なのだ。

リアル綾波のまつ毛がヤケクソ気味にバサバサなのとアオリ視点が多く鼻の穴が丸見えだったこともかなりポイントが高い。

本当はこれが1位でもよかったのだが、明らかに製作陣が笑いを取ろうとしてきたのが目に見えていて癪なのでこの順位に甘んじてもらった。

第1位・パチンコCRエヴァンゲリオン

堂々の第1位は、世界改変後のラスト。大人になったマリと駅のホームで待ち合わせたシンジが「行こう!」と言う瞬間の顔だ。

駅ではカヲル君と綾波が向かい合っており、改変された世界の新たなスタートを予感させている。場所を同じくしてベンチに座るシンジらしき青年、そこに現れるマリはリップをひいて大人びた姿でシンジに声をかける。

このあたりでアスカの救出シーンあたりから片鱗を見せていたやけにテカテカした作画が本領を発揮してくる。シンジがマリを今日も可愛いよ的に褒めるのだが、妙にこなれていて気持ち悪い。

おそらく恋人関係なのだろう。ラブラブなやり取りの最後にシンジが行こう!と言ってマリの手を引き、走り出す。この瞬間シンジの顔のテカテカは最高潮に達し、リクルート系のCMでも見ているかのような錯覚を起こした。

上映前にパチンコパラディソのCMが流れていただけにその映像と雰囲気が駄々被りなのもこのシーンを1位に押し上げたと言っていい。

シンジ「行こう!」

ナレーション「帰ってきたよ。僕の大切な場所、僕の楽園」

ナレーション「パ ラ デ ィ ソ」

と続いても特に違和感はない。パチンコでぼろ儲けしてるしやっぱりエヴァはそっちかー!と妙に納得してしまった。

というわけで栄えある第1位は、シンジのテカテカした顔。

番外編

後から知ったのだが、エンディングで実写になったシンジとマリが駅から出て走っていった方向は立地的にラブホ街らしい。胸の大きい女をしゃぶりつくすシンジ(CV.神木隆之介)。けしからんことである。

おわりに

シンエヴァ面白かったシーンベスト5と題してお送りしてきたが、いかがだっただろうか。

本当は綾波がガニ股で丸太を切っていたとか、ニアサードインパクトをみんな当然のようにニアサーニアサーって略しててアラサー的なある種の「通り」みたいなものを感じたとか、面白いシーンがそこかしこにありベスト10ぐらいまで挙げてもよかったのだが、それはそれで内容が失速しそうなのでやめた。

真面目なファンには怒られそうな内容だが、普通に観て楽しんだ上での純粋な感想でもあるので、他の人も同じような感覚を抱いているのではないだろうか。

これでエヴァが本当に終わりだと思うと寂しいところではあるが、BDやらパチンコ化などまだまだイジりどころはたくさんあるはずなので楽しみにしたいところだ。

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