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うきぐさの中で
きんぎょのダンス
しぽをひろげて
ひらひらおどる
きんぎょのダンス
うきぐさがゆれる
  数え年 八歳(大正十三年六月)

愛らしい一編。
第69回江戸川乱歩賞を受賞した米子市出身の三上幸四郎さんのミステリーにも登場します。

小説では、原文「しぽ」は、現代的に「しっぽ」と分かりやすく改められ、後段でも母娘探偵の謎解きの重要なヒントとなって再登場します。
引用、借用、翻案、アレンジ、スピンアウト、二次創作、‥‥、インスパイア、トリビュート、オマージュ、‥‥、どんな形であれチドリの詩が受け継がれ拡がっていくことは有り難く嬉しいことです。大正から昭和を経て平成を超え令和の今へ脈々と‥‥あらためて文芸の命の永遠を感じます。【千鳥の詩文のすべては HP「田中千鳥の世界」で公開、読むことが出来ます。】  


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