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傍観者だからできること

4月4日(日)

 友人が壁打ちやコーチングに近いサービスを立ち上げるらしい。
 初めて会った、けれど名前や活動は知っていた人は、あちこちに点を打ち、それを線に面にしていく生き方をしていると言った。
 ふたりの話を聞いて、じゃあ、私はどうしようか。
 私のやりたいことって何だろうと、久しぶりに「やりたいことリスト」をつくってみた。まだ途中だけれど、あこがれだったり、夢見てることだったり、直近のやらなくてはならないことだったり。いや、私が思っていた「やりたいこと」はこれらじゃない。でももしかしたら、このリストに記したものを積み重ねていくと、何かが見えるような気もする。

 今朝、リストに書き足しながら60番目に「誰かが残したいと思うことをアーカイブしたい」と書いた。これ、ずっと言ったり、書いたりしているけど、これがもしかしたら私のやりたいことなのではないか。
 友人みたいに具体的なサービスにまで落とし込めてないし、仕事というには「?」な話。けれど、誰かの人生やものの歴史を記録したいとよく思う。後世に語り継ぎたいわけではないけれど、残しておいたらいつの日にか必要とする誰かに届くのではないか。

 私はいつだって傍観者。だから見えるものがある。これまで人の話を聞いてその人の人生をトレースすることで自分の経験としてきた。そして自分に価値がない、意味がないから、人が価値がある、意味があると思うものに共感できる。
 バーチャルが嫌いな私が、アナログな記憶をデジタルな記録へと変換する。アイロニックな作業。

 生きることに意味はない。だったら行き急ぐ必要はない。どんなに回り道しても、前に進んでいなくても、私は私。
 何も手に入らなくても、別にいい。無意味で価値がなく見えることでも、私は意味や価値を見出す。自分には何もないから。
 そんなふうにしたいな、できたらなと思う。


と、ノートに書いてあった。なんだか、なんだかとてもズンッときた。ので記しておく。



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