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前回の茶碗を本焼した。 結論から言うと、「こうなる」と予想した通りになった。釉薬の厚み、温度調整の兼ね合いや窯の癖を経験値で図った。 本当なら、ちゃんと正確に数値化して記録しなきゃいけんところ。そこはアマチュアのアマチュアなところ。大体でよかろうと言う甘い精神と、「偶然」の結晶に期待しているから。正確に数値化して記録しても「上手くいく」事なんてなかなか無い。半ば諦め、半ば抗い、そこで出た結論が大体こんな感じと自分の感覚を優先しようと思った。 でも、今回の成功で少し欲が出てきた
湯呑みはーもう15年前に挽いたきりで、手が忘れている始末。とりあえず自分の好きなカタチを探す。 なるほど。世間から見てカッコイイものでって流行を探ったりした。いや、それが悪いとか卑しいとか間違いな事では無く大事だと思っているんだけど、その前に自分がしっくりくるモノ、コトって何だろう?から入るようにしている。それが世間から見てダサいモノだったとしても一度作ってみる。 自ずと内から自由と言う感覚が湧いてくる。
再生土で早速轆轤で成形。茶碗である。 久しぶりの割に失敗も無く、無駄なくできた。珍しい。 サラリーマン陶芸の悩ましいところはこの後の工程。高台を削るために生乾きにするわけだが、そのタイミングが難しい。削るのにちょうど良いタイミングの日に限って、大体仕事なんで、発泡スチロール箱に避難させ乾きを遅らせたりしないといけない。天候が悪く予想より乾きが遅くなって、いつまで経っても削れない事も。生業としていれば毎日作業場に行き、チェック出来るけど、サラリーマンが本業の自分にはなかなか難し