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自分のためのkintoneSIGNPOST[3-29 ほどほどのUIカスタマイズ]

パターン

https://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/pattern/3-29.html

参考資料

読んでみて

イラスト

kintoneを表した?雲にお化粧しています。

状況

プロトタイプを現場メンバーに試してもらったところ、UI/UXに関して様々な要望が

  • 「使い慣れた既存の業務システムに比べて、kintoneはフィールドの大きさやフィールド同士の間隔が大きく、入力速度が落ちそうだ。これらを小さくしてほしい。」

  • 「『アプリ」や『スペース」という文言がわかりづらいので、画面に出てくる文言をすべて自社で決めた文言に変更したい。」

  • 「kintoneではレコードのコメント欄が右側にあり使いづらいので、左側から出せないだろうか?」

これら要望についてカスタマイズ開発での対応を検討しはじめた。

問題

UI/UXの大幅なカスタマイズは、kintoneのアップデートの影響を受け、アップデート後に想定通りの動きをしなくなる可能性がある

既存の業務システムに合わせるような大きな変更をkintoneに行うカスタマイズは後にkintoneのアップデートの影響を受け、カスタマイズした部分が想定通りの動きができなくなる可能性がある。
また、上記にある様なシステムの見た目や使い勝手への要望は旧システムへの慣れから来ている事が多く、新システムに慣れていくことで解決する可能性がある。

解決

UI/UXカスタマイズは「ほどほど」を念頭に

【基本機能から考える】を踏まえ、見た目や使い勝手に関する要望に対しては

  1. UI/UXへの要求とその優先度の整理

  2. 基本機能であるフォーム設計やフィールド設計でUI/UXを検討

  3. 連携サービスやプラグインを利用したUI/UXの利用感向上を検討

  4. 基本機能・連携サービス・プラグインで対応できず、かつ優先度の高い内容についてはメリット・デメリットを整理した上でのカスタマイズ開発を検討する。

結果

カスタマイズにおけるリスクを回避しながら、メンバーにとって使いやすい見た目を実現していける。
段階を踏むことで、本当に必要なカスタマイズを精査でき、コストや時間の節約にもつながる。

所感

【1-06 業務のkintone化】【2-14 基本機能から考える】あたりと密接なテーマでしょうか。基本機能を活用した"工夫"や新しいものへの"慣れ"など人間ならではの能力で対峙したいテーマです。

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