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2022年3回目のレーザー蒸散術
■2017年以降の経過
ここから先は検査結果の紙が残っているものもあるので、可能なものは画像もアップしていきます。2回目のレーザー蒸散術から4年目に再発してからのことになります。
■2021年にまた出た高度異形成
2021年の健康診断で「早めに婦人科を受診してください」との結果がでました。
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「またか…」と思うと同時に前回より再発のスパンが短いことに気づきます。この時すでに嫌な予感しかしないものの、やることは決まってます。同じ状況なら3回目まではレーザー蒸散術だから。
数年は経っているので、念の為、大学病院サイトをチェックして主治医の曜日をみようとしたら、先生の名前がなかった。医師名で検索したら開業していたというのと、そのクリニックでレーザー蒸散術が出来るということがわかりました。診察や検査なら大学病院よりは予約の曜日や時間も選びやすいから、これは朗報。
■3回目のレーザー蒸散術
いつも通り診察と組織診と手術に必要な検査を経て、手術日が決まりました。もちろん今回も日帰り手術です。再発の間隔が前より短いし3回目になるので、今回は少し広めに深めにやるとのことでした。
で、3回目は痛かった。途中、痛みで血圧が上がって少し休憩して再開しました。終わったあとも鈍痛があったからすぐに処方された痛み止めを飲みました。痛みがあるとはいえ、日常生活ができないということはないです。大事をとって安静にはしてましたけど、薬さえ飲めば痛みは収まるし、翌々日には痛みもなくなりました。
■術後検診でまたまた良くない結果が出た
手術後1ヶ月後に術後検診に行って、2週間後にオンラインで検査結果を聞いたところ、あまりよろしくない検査がでました。
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これまで通りまた経過観察に入ると思っていたのでけっこうショックを受けました。もう1回組織診をして、その結果で次にどうするか決めるとのこと。そんなわけでまたクリニックで検査しに行くことに。
■組織診の結果、円錐切除をすることが確定
組織診をした結果がこちらです。
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レーザー蒸散術では病変箇所をとりきれなかったので、円錐切除をすることになりました。この時点で「いつまで続くんだろう」という思いが出てきて、思わず「子宮をとってしまうって選択はないのですか」と聞いてしまいました。先生は「もう長いから気持ちはわかるけど、確実にがんがあるわけではないのに子宮全摘出はできない」とおっしゃいました。
そりゃそうですよね。悪いとこがあるかどうかはっきりしてないのにとったら治療じゃなくて予防になってしまうもの。
ちなみに、円錐切除は病変部分をとって病理検査して何もなければ経過観察、なにかでてくれば次の治療となる検査目的の意味もある手術らしいです。
次で終わると言い聞かせつつ、次もあるかもしれないということは頭の片隅に置くに留めることにした。
とにかく、この時点で円錐切除をするのは確定となりました。クリニックでは設備的に手術はできないのですが、先生が別の病院に出張して手術してくれることになったので少し安心。
■家族への説明は大事だと気づいた
とりあえず結果も出たし、次のアクションも決まったので、家族に説明しなくてはなりません。
けっこう気が重い作業です。
今回のレーザー蒸散術でこんなに早く再発するとは想定外でした。処置したから一旦は終わるだろうと安直に考えていました。
それは家族も同じで、これまでも「レーザーで焼いてとっちゃうだけだから平気だよ」「シミ取りとかと似たようなものだよ」って伝えてたのです。
これはもともとの私の説明が悪かったです。心配かけたくないから軽い感じで伝えてたので。とはいえ、この時ばかりはきちんと説明しました。前がん状態のうちに処置はしていたけど、もっと奥に病変があるかもしれないこと、円錐切除後の病理の結果によってはその先の治療もあることを伝えました。
自分自身もやもやした気持ちを抱えているのに、無駄に心配はかけたくないとどうしても思ってしまいます。
でもね、言わないことで実はもっと心配をかけてることもあるんだなと気づきました。これまで術後のお迎えくらいしか頼まなかったし、診察に同席させることもなかったので、家族は私の伝えることが全てなのです。あまり情報もないし、やたらに本人に聞けないし、霞がかった状態で心配してたことに、ちゃんと話すことで気づきました。
良かれと思って黙っていること、言わないこと、そういうのけっこうあると思います。でも家族だから、一緒に心配や不安を共有するのも、その気持ちを我慢させないのも大事だなと感じました。
■再発率と検査の大切さ
異形成の再発率は10~20%とたしか聞いています。うろ覚えですみません。ちゃんと病院では説明してくれるのですが、記憶が定かではないです。だからちゃんと処置すれば半分以上は再発しないってことですよね。
私は運悪く再発しちゃっただけです。ただ可能性は0ではないから、やっぱり検査は大事。検査のおかげで再発がわかるたびに処置できているのです。
面倒ではあるし知るのもこわいけど、なにかあったときに早めに対処できて、選択肢があることはとっても大事。年を重ねるごとに大切なものはより大切になっていきます。
正直、ちょっと面倒ではあるし先延ばしにしたくなった時もなかったわけじゃない。だけどリスクを考えてそうしなかったから今があると思ってます。
■次は円錐切除
次は円錐切除の話を書く予定です。最近は日帰り手術もできるそうですが、私は1泊2日で入院しました。入院までの検査から、手術日のこと、痛みのこと、費用のことを書いてきます。
この記事が少しでも必要な人の参考になりましたら幸いです。
それではまた。
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