子宮全摘出⑦術後検診と病理検査の結果
■術後検診の内容と今後のこと
退院から3週間程経って、術後の診察にいきました。診察の流れと病理検査の結果について書いていきます。
■診察の流れ
9:00に病院について受付をしたらまず採血へ。
術後検診用に2本と治験用に1本採血しました。その後、婦人科窓口で受付だけすませ、院内のCAFÉ de CRIÉでモーニングたべました。
採血の結果が1時間弱で出るので結果も診察時にもらえるのです。
10:00手前に婦人科に戻り診察してもらいました。
■病理検査の結果
病理検査の結果、とった子宮に少し癌がありました。上皮内癌で手術したけど、中にも癌があったという感じ(?)
うまく説明が出来ない…
ただ子宮の中だけで済んだみたいで、一旦これで終わりとのこと。すごーく安堵しました。本当に、心から。
先生が言うには「今回とっちゃって本当によかった。田邊さんのはやばいパターンなんだよね」とのことでした。思わず「もう繰り返してるし長かったから、とる以外の選択肢ないし、はやくとりたかった」と伝えました。
「でもね、それでも子宮はとるのに抵抗ある人多いんだよ」
出産の予定とかない人や閉経済みの人でも、年齢関係なく、出来ればとりたくない人のが多いみたい。
私みたいなのが温存したいとか思ってたら、やばい結果になったのかと思うと本当にゾワッとして怖くなりました。
大体の人は子宮頸部の表面に出来てそれが広がっていくけれど、私のは表面は都度治療してたのに奥に出来ちゃって、そこで癌が育ってたって感じです。だからこれまでレーザーとか円錐切除でとっても再発するし、今回の段階で私が子宮温存を望んだら、とれるとこまで円錐切除して、のちにまた癌が見つかってその時に子宮全摘出になっていたわけです。そうなると、今出来てる癌はそのころにはまた育っているはずだから、場合によっては手術だけでは終わらない可能性もあったという…。
文字にすると改めて怖いですね。
とはいえ、今回はこの手術で治療は終了です。
ちなみにこの日から、運動も湯船につかるのも解禁されました!
■今後のこと
とったとはいえ、やっぱり癌が出来て見つかっているのは事実なので、これからは定期的に腫瘍マーカーとかの検査をしていくみたいです。次の検査は3ヶ月後になります。
■子宮がなくても女性です
これまでも書いていたように、私はリスクを排除したい方向に意識が向いていたから子宮全摘出に抵抗はなかったです。
でも、そうじゃない人もたくさんいます。
子宮を温存したい明確な理由や必要性があるなら温存出来るように先生と話して道を探せばいいと思う。
だけど、女性じゃなくなってしまう気がするといった漠然とした不安で躊躇しているなら考えてみてほしい。
子宮をとったからって、急に喉仏ができるとか、骨格が変わっちゃうとか、声変わりしちゃうとかじゃないし、趣味が変わったり人格が変わるわけじゃない。
子宮全摘出をすすめているわけではありません。
大変なことになる前に、体を自分を大切にして欲しいと思います。大変なことになる人が少しでも減ってくれたらいいなと思います。
今回のマガジンはこれで終わりです。
そして、これで完全に終わると信じてます。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。何か参考になったり、届いてくれたら幸いです。
次はnoteには絵のことを書きます。
それではまた。
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