あと1cmツアー（最終回）

あと1cmツアー、全日程が無事終了しました。
ファイナルの浅草から2週間以上経ち、ようやく「無事」終わったと感じています。

ツアーが終わって、さっそく新曲を作っています。
僕の曲には「女の子の名前」がタイトルになっているものがいくつかありますが、今作っているのもその一つになりそうです。
日本語の名前。「ももこ」という曲以来（多分）。
楽しみにしていてください。

ツアーを振り返るnoteも今回で最終回になります。
この情勢でライブ会場に足を運ぶのが難しい方もいらっしゃる中で、ツアー各地でのことを文字でも伝えられたらいいなと思いながら書いてきました。
とりとめのない自分の文章の拙さに辟易しますが、、少しでも伝わってたらいいな！

■1/3

ツアー千秋楽、浅草花劇場。

ツアーが全部延期になって振替でこの日がファイナルになったのですが、お正月にワンマンライブをやるなんてこんな機会でもないと考えなかったと思います。
当初予定になかった街にも追加公演で行けたり、この数ヶ月の間にできた大切な新曲もツアーでうたえたり。
延期は辛かったけど、それがくれたミラクルもたくさんある。

お正月の浅草、エネルギーに満ちていて好きです。
今年のそれはやっぱり人も少なく例年とは違う様相でしたが、そんな中、花劇場でも花やしきでもとても丁寧に感染対策をされていて、心強かったです。

花劇場は天井が高くて、そこを拍手や手拍子が響きあいながら抜けていくのが最高で、ステージで聞いていると、もうそれ自体が音楽でした。
マスクで隠れていてもわかるようになった表情とか、ひとつひとつ。いつもよりもむしろ近く感じて。

ツアーファイナルでもあり、2021年初ライブでもあり、久しぶり（去年2月以来！）の東京での有観客ライブでもあり、気持ちがずっと溢れたままでした。
ダブルアンコールまでさせていただいて、27曲。
鳥肌が立つくらいダサい表現ですが、ライブ後の楽屋で「ステージで燃え尽きた」と思えることが一番幸せです。

楽屋、真っ白に燃え尽きるあにー選手の隣で、ツアーの全行程を一緒に動いてくれたかずやくんが「今日のライブほんと良かったな、」と誰に伝えるでもなく口にして。
それを聞いたらなぜか急に今回ツアーで行った街のことがブワーッと頭の中を巡って、ツアーが終わったことをじんわりと実感していきました。
打ち上げもない、静かな浅草の夜。
一生忘れません。ありがとうございました！

■1/10

ファイナルから1週間後、「オンラインでもあと1cm」と題してツアーのアンコール無観客配信。

12月下旬、ツアー先のホテルでかずやくんと話したことがきっかけで、スタッフやアフロックも協力してくれて急遽作った夜でした。
直前に緊急事態宣言が出たことで色々と段取りが変わったりもしたのですが、そういうことすら楽しめるのが2021年型。

ちなみに、「東京」は高崎での、「ロックンロール」は浅草でのツアー中のライブ映像でした。
たくさんのコメントや投げ銭も、ありがとうございました！

今年は配信でも面白いことを考えて、たくさんやりたいです。
とても楽しかったです！

■ツアーを終えて

大変なことはたくさんあったけど、思い出すのはやっぱり楽しかったことばかりです。
言葉にできないくらいの感謝と、終わってしまった寂しさを連れて。

音楽の尊さ、喜び、興奮、、、
自分にとってかけがえのないものは何か。その答えを165km/hの豪速球で胸のど真ん中に投げ込まれたような、そんなツアーでした。
そして、自分の作りたい音楽も、うたいたい歌も、まだまだ果てしないなー！と、長ーい道を前にあらためて靴紐を結んでいます。

新しい歌を抱えて、また会える日を。ずっと待っています。
その日までどうか皆さん元気でいて下さい。

あと1cmツアー、これにて終了！
春の向こう側で、待ち合わせをして。