2022年8月 第6回添削杯前ヴィンテージ環境

タイトル通りですが一つ新規参入者向けに…

某ショップのデッキリストを参考にしています。
細かいサイドボードやメインの調整についてまで記載しておりません。


ウルザの物語環境

まず現在のヴィンテージ環境を考えた時に第一に出てくる課題。もちろん、今まで通りのドレッジやMUDへの対策も必要です。
青いデッキにも入りうる新スタンダードなカード。
何が強いかダメなのか等は記載しませんが「対策をする」か「自分が使う」を考えるところからスタートと言っても過言ではないカード。

昨今、ヴィンテージ環境でも耐えうる「活性の力」と「耐え抜くもの、母聖樹」という実用的な置物対策カードが刷られて続けておりWotCから
「こんなに強い対策があるんだからええじゃろ???」
と言われている気がしてなりません。

エンチャントに触れるデッキが格段に増えついでのように「ドルイドの誓い」が死んでいってしまいましたね…

ここからは使用率の高いデッキと最近追加されているカードのまとめ。

ホロウヴァイン

最近使用率が増えてきているデッキ。Bazaar of Baghdadに全体重を載せているドレッジとは違い初手でキープしなくてもワンチャンあるデッキ。昨今のラガバン増加から次のメタとして出てきたデッキ。カウンター・ドロー系のスペルがないので初手依存が高いがBazaar of Baghdadさえ引ければまくり返せる可能性が高い。

アグロショップ

前回大会はゴロスショップが多い環境だったが現在はネオ神河から「継ぎ接ぎ自動機械」、モダンホライゾン2から「イラクサ嚢胞」という凄まじいスピードのクロックを手に入れアグロになって帰ってきた。「継ぎ接ぎ自動機械」は着地してしまうと護法2により対処が遅れてしまうこともしばしば…

Doomsday

メイン戦最強のデッキのうちの一つ。モダンホライゾン2よりサイドに「濁浪の執政」が追加されたりしているがメインは形を変えずヴィンテージ環境でも数少ないワンキルのできるデッキ。

墓荒らし

構築が人により大きく違うデッキ。ヴィンテージ環境で一番どのデッキに対しても対応できるデッキ。「忍耐」「溜め込み屋のアウフ」「耐え抜くもの、母聖樹」「活性の力」と環境に必要なものをすべて入っている。ただ一撃必殺もないのでプレイヤースキルに依存するデッキ。

ストーム

某Vtuberの活躍で一躍注目をあびるようになったデッキ。以前からもちろん強いデッキではあったがストーム戦略だけではなく「再鍛の刃、ラエリア」や「ウルザの物語」によるビートプランも取れ複数の強い軸がある楽しいデッキ。メインから「紅蓮破」を採用し青いデッキにはかなり強く出れる。

ドレッジ

最近の立ち位置はあまり良くはない印象。ただメイン戦はDoomsdayと共に最強のデッキ。モダンホライゾン2から「悲嘆」が追加され対策カードも落とせるがサイドから入ってきて落としたい「The Tabernacle at Pendrell Vale」には触れない。しかし相手をするときにサイドカードを少なくとも2枚は引かなければ轢き殺されかねない。ヌルキープは即死。

レン&タックス

墓荒らしの黒を赤に変え「レンと6番」を追加したフェアデッキと言う感じ。「不毛の大地」「露天鉱床」を使い回されたときは人類皆平等。クリーチャーに寄せたりプレインズウォーカーに寄せたり墓荒らし同様、構築が様々ある。

デス&タックス

以前は白単で組まれていたが最近は緑や青をタッチして「石鍛冶の神秘家」を採用したり様々な形がある。環境にあるアーティファクト対策が破壊なので「カルドラの完成体」がほぼ無敵。対策としては「ハーキルの召還術」か「厚かましい借り手」くらいか。

逆説メンター

モダンホライゾン2まで大きな強化パーツを手に入れていなかったが「ウルザの物語」を手に入れ勝ち筋を「僧院の導師」「修繕」から増やし力を手に入れた。アーティファクト対策、スペル対策に対して厳しいのは変わらず。

ティンカーモンキー

「ウルザの物語」「敏捷なこそ泥、ラガバン」「修繕」と、この世の闇みたいなMTGの黒歴史を詰め込んだデッキ。ラガバンや構築物トークンのビートプランと修繕の2軸で戦っていくデッキ。どんな時でも修繕が通ればワンチャンスがあり、「Time Vault」と「多用途の鍵」ですべてが終わる。最近はクリーチャーが多くラガバンがなかなか攻撃できずモジモジすることも多々。

カウンターモンキー

クロックパーミッション味のあるデッキ。以前のアルカニストに「敏捷なこそ泥、ラガバン」を入れたようなデッキ。ティンカーモンキーから「ウルザの物語」「修繕」を抜いて環境に少ない「剣を鍬に」等の除去と「定業」「表現の反復」のドロースペルを入れたデッキ。細かいアドバンテージを稼いで勝ち切るデッキ。ヴィンテージ環境がかなりハイスピードのため細かいアドバンテージを活かし切るためのスキルが必要。


まとめ

以上使用率の多いデッキを上げましたが本当に色々なデッキがあります。数ヶ月前は「ティンカーモンキー」がトップメタでしたが「ストーム」と「ホロウヴァイン」が一気に数を増やしてきました。もちろんこの中に入っていないデッキもあります。

初めてヴィンテージを体験する方の一つの参考になればと思います。

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