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空虚 肩ごしのコリウス

作/Tana.Ellis.Kelly

片思いを繰り返してきた私には

恋に溺れる…だなんて

そんなロマンチックな出来事なんて
あるはずかない

ただ、この好きという感情は自分の意志として相手に伝えてきた

虹を見たければ雨を我慢するように

恋の発展を望むのであれば
伝えるという勇気を持つ事が必要だから

誰かを愛して誰かを失うのは
心を引きちぎられるほどの強い痛みがはしる

でも、きっと何も失っていない人よりも心は美しいはず

一目惚れをした私に

「一目惚れだなんて、一瞬の気の迷い」という言葉を掛ける人もいれば、
背中を押して応援してくれた人もいた、

愛は"言葉"と"行動"でカタチに置いて欲しい

だから、言葉だけでは…苦しい

だから、行動だけでは…辛い

そんな心情をいだきつつも、
恋愛に盲目な私にも
想いを寄せる人がいた

彼からの連絡はいつも突然だった

「会えるよ」と返信をした時にだけ優しい人

きっと本命の彼女と会えない日にだけ
私に連絡をしてくる

私は代用品でしかない…

都合の…そう…良い…女…

そんな彼だと分かっていて
淡い感情、期待を持ってしまう私は
彼よりも愚か者だ

愛と悲しみは常に一体なのかもしれない

恋に落ちたあの日から心で求めて
目で追う

ただそれはいつも私の一方通行という
"好き"という身勝手な想いでしかない

こんな私でも

いつか、愛される幸福を得たい

ただ、もし、この恋が叶うのならば
私の心は壊れてもいい

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