clubhouseについての所感


新しいもの好きやアーリーアダプタたちの間で話題になっているclubhouse。
昨日幸運なことに招待いただけたので、一日使ってみた。
抱いた印象や感想について簡単にまとめたい。

clubhouseは米国発の音声コミュニケーションSNSで、すでに登録している誰かから招待をしてもらえないと始めることができない。
この友達を招待できる枠が1人につき2人まで、今風に言うと実行再生算数が2となっており、このプレミア感こそが現在の盛り上がりを後押ししているのは間違いない。

一見狭き門のように感じるが、多分全然そんなことはなくて、ネズミ講みたいに倍々で登録者は増やしていけるので、いずれinstagramやtwitterのように広く行き渡るはず。
だからメルカリとかで高額で招待枠を買うみたいなのはやめたほうがよいと思う。

やることとしては、フォローしている人(友達)とルームを作成し音声で会話するということのみなのだが、ルームでは発言者以外にも聴講者というロールもあり、zoomのウェビナーがイメージとしては近い。

そして自分がフォローしている人が発言者もしくは聴講者として参加しているルームがあれば、自分のタイムラインに表示されて参加することができる。
これにより友達と友達の友達との会話に参加して新しく友達になったり、興味のある人の会話を聴講ができる。

一日くらいいろんな人のトークを聞いてみての印象としては、自分が興味のある人やテーマ、また友達が興味のある人やテーマについて気軽に会話を楽しめて面白い。
ただしあくまでも(人脈や知名度が)富めるものはますます富み、そうでないものにとってはただのラジオに過ぎない
という感じ。
自分が発言者としてアクティブに利用するのはややハードルが高いかなという印象。

clubhouseの今後の課題としては、サービスをスケールさせていく中でどうマネタイズしていくのかということ。

Clubhouse リアルタイム配信の仕組みについて

引用
配信部分が自力ではなく、利用時間単位で課金されるサービスを利用しているので利益を出すのが大変そう
小規模な間はいいが、中規模以降になると明らかに費用を圧迫してくる

音声コミュニケーションインフラには外部サービスを利用しているらしく、ここをいずれは内製化できないときつい。
そしてclubhouseに限ったことではないが、流行り物にはいずれつまらない人たち(レイトマジョリティやラガード)が大挙して押し寄せ、つまらないものになってしまうという宿命にどう立ち向かっていくかということ。

とはいえ今は流行へのアンテナが敏感な人たちや面白い人たちが主で、ラジオとして会話を聞いているだけでも楽しい。
いわゆる先行者利益というやつ。
引き続きどっぷり浸かってみて、いろんな楽しみ方を模索してみたい。


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