見出し画像

Netflixドラマ ウィッチャーを観る前に必要だと思う世界観、国、登場人物、用語、各話の解説 まとめ


PS5版 ウィッチャー3 の発売日、
決まりました。

ダウンロード版が2022年12月14日
パッケージ版が2023年2月9日

もちろん私はどちらも買います。
ダウンロード版をプレイして、
パッケージ版は飾ります。


そんな最高に待ち遠しい合間に、
Netflixドラマでウィッチャーを予習・復習で観とこうかなと思う人もいるかも知れません。

このドラマ、めちゃくちゃ面白いです。
ちゃんとウィッチャーです。

ストーリーの改変も多少ありますが、
原作ファンだけではなく、ゲームファンにも満足出来るよう製作してくれた事がわかります。

しかし、しかしです。
ウィッチャーを知らない人が観ると、導入が非常にわかりにくい表現と演出をしてる部分もあります。

なので今回は個人的にシーズン1を観る前に必要だと思う必要最低限のウィッチャー知識を
ネタバレ無しで自分なりにまとめてご紹介しようと思います。


こちらの記事からコピペしてる部分があります。人類史最高傑作機能の一つですよね、コピペ。
ご了承くださいませ。


ウィッチャー3をプレイする上で必要だと思う知識だけを知りたい方は、よければこちらの記事をご覧ください。
ドラマのネタバレしかないのでご注意を。


では本題です。

あくまでもNetflixドラマを観る上で個人的に知っててもいいと思う事、並びにゲームにも影響がある部分だけを記載しています。

めっちゃ主観的です。
記憶違い、認識違いもあるかも知れません。
その時はごめんね。


ウィッチャーのあらすじ

怪物退治を生業とするウィッチャーのゲラルトは、北方諸国の各地を旅しながら様々な依頼や危険な事件に巻き込まれていく。

北方諸国の一つ、
シントラ国の王女であるシリ
厳しくも優しいシントラの女王である祖母、信頼出来る臣下と国民に囲まれ、幸せな日々を過ごしていた。
しかしある時、シリが暮らすシントラに戦火が広がる

生まれつき背骨が曲がりまっすぐ歩けない少女のイェネファーは、村の住民や父親から酷い仕打ちを受ける毎日を過ごしていた。
そんな日々の中、とある魔術師学校の学長がイェネファーを訪ねてくる。


政治、策略、暴力、差別、お色気、、
何が正義で、何が悪か。
誰を信じ、誰を疑うのか。

戦争、怪物により不穏な空気が漂う北方諸国。

複雑に絡み合った3人の運命。

関係無いようで意外とあるヤスキエル。

ここから始まるウィッチャー世界。
暗くて冷たい運命の物語の始まり始まり。


あらすじだけでもう訳分からんと思います。
各解説に参ります。

ウィッチャーの世界

人間を始め、エルフやドワーフ、ハーフリング等の非人間族が暮らし、魔法や呪いがあり、怪物が蔓延る世界です。

時代は中世ヨーロッパのイメージ。
よくある西洋ファンタジーと思えば分かりやすいと思います。

そこに政治と戦争、差別や迫害、暴力と謀略を
ぐつぐつ煮詰めたブラック濃厚大人のダークファンタジー世界です。


・ウィッチャー世界の始まり

昔々、世界はドワーフやエルフしかいませんでした。そしてエルフが中心になって文明、王国を作りあげていました。

しかしある時、
天体の合(通称マジカルビッグバン)という魔法の大変動で異世界との境がめちゃくちゃに。
結果、新たな概念や存在、魔法、怪物、そして人間が世界に入り込んできました。

そこから時代が流れ、
数と火薬と剣により人間が中心、支配する世界に。原住民である非人間族は基本的に郊外へ逃げ、虐げられる側になりました。


要約すると、
人間は人間同士で争うし、他種族を迫害する。

ポッと出の種族のくせに支配し、虐げてくる人間に非人間族(特にエルフ)はブチ切れ。

そんな救いようの無い世界、歴史背景です。


ウィッチャー世界の国々

ウィッチャー世界の地図です。
https://www.pinterest.jp/pin/720787115352036469/

北方諸国とは

ウィッチャー世界の舞台となる地です。
基本的にウィッチャーは北方諸国内で物語が進んでいきます。

大陸の北方側に位置し小国国家からなる国家群、それが北方諸国です。
決して一枚岩というわけではなく、謀略もあるし、種族間での内戦や迫害も多いです。


・シントラ

屈強な女王キャランセが統べる国です。
北方諸国の南に位置する国です。
最南です。ここ重要。

物語上、始まりの王国でもあります。


・テメリア

北方諸国の一つ。色んな意味で残念なフォルテスト王が統べる色々残念な国。


・スケリッジ

北方諸国の東側にある諸島。
バイキング集団が統べる国です。脳筋万歳。


・その他の北方諸国

・ケィア・モルヘン
シーズン1では名前だけ。
北西部にある人の手から離れた自然要塞。
ゲラルトも属する狼流派のウィッチャー達の砦があり、ここでウィッチャーになった子供達は修行をし、一人前になったら世界各地で依頼をこなし、冬になると帰ってきます。実家です。

・リヴィア
ドラマでは名前だけ。ゲラルト口上の地です。
ゲームシリーズ ウィッチャー 奪われし玉座の舞台。


ニルフガード帝国

大陸の南方に位置する巨大帝国。
ある男が王位に就いてから文明、軍事力の水準が上がりまくりでイケイケに。
イケイケかつとある目的で北方侵略を仕掛けます。

さあ、侵略先はどーこだ?ヒントは隣。

それが物語の始まり、本格始動です。


さらっと主要人物紹介

・ゲラルト

主人公です。
白狼、ブラビケンの殺し屋、伝説のウィッチャーと数多くの異名を持つ凄腕ウィッチャー。

ゲームより寡黙、無表情かつ短気ですが、
一粒の優しさも持ち合わせてます。
しかし、女と寝れる時は誰とでも寝るのはドラマでも健在、不変。ふっへーん

ゲラルト役のヘンリー・カヴィルですが、
シーズン3をもって降板するそうです。
シーズン4まで安泰してる嬉しさと、ヘンリー・カヴィル降板のショックで、無です。
現在私は、無でしかありません。


・シリ(シリラ)

第2の主人公です。
シントラの王女。絶対的ヒロイン。

血統、才能、運命の全てに愛された少女。
不思議な力(古き力)がどーとか、あーとか。
色々縁があり幼少期にスケリッジへの留学経験あり。


・イェネファー

第3の主人公です。主人公は以上です。
魔法の才があり、父親に売り飛ばされて魔法学校アレツザに通う事に。

北方諸国エイダーン ヴェンガーバーグ出身
欲望絶対満たすレディー、ここに爆誕。


・ヤスキエル

ゲラルトの数少ない人間の友達です。
ゲーム版の名前はダンディリオン。
ウィッチャー界のトリックスター。

意外と名が知れた吟遊詩人です。
ゲラルトがこの世界で名が知れてるのは8割くらいヤスキエルのおかげ(せい)です。


・シントラ女王 キャランセ

シリの祖母。
雌獅子の異名を持ち、ゴリゴリの武闘派。
シントラを統べる屈強な女王。


・ティサイア 

魔法学校アレツザの学長。
一応イェネファーの育ての親。


・トリス・メリゴールド

ゲームでもお馴染み。
テメリア国お抱えの魔術師です。
ゲームでは書きたい事いっぱいのトリス。


・マウスサック

スケリッジ出身。
シントラ国お抱えの魔術師。
ええ奴。ウィッチャー3にも登場しますが?


・ヴェセミル

今作では名前だけ。
ゲラルト、他狼流派ウィッチャーの育ての親。
ウィッチャー最年長記録保持者です。



観る前にさっくり用語解説

・ウィッチャー

人間の孤児を霊薬と特殊な方法により変異させた半人半怪の社会階級、職業のことを指します。

基本的にウィッチャーになりたくてなる人はいません。みんな嫌々ウィッチャーにさせられます。


強靭な肉体と抜群の身体能力、
病気の免疫や毒への耐性が強く、
簡単な魔法も使えます。

猫のような黄色の瞳が特徴。
寿命は300〜400歳位。
政治的立場は中立を原則とします。

基本的に非人間族、または怪物扱いされてます。なので差別、偏見、迫害の対象です。
クソッタレです。


・魔法学校 アレツザ (アレトゥーザ)
と 魔術師

サネッド島にあり、魔法の才がある子供を連れてきて魔術師にします。
ほとんどの魔術師はこの学校出身です。
一人前になると魔術師協会に入り、どこかしらの王国のお抱え魔術師になったりします。

魔術師協会の総本山でもあります。
政治とべったりの粘着体質です。


・天体の合(マジカルビッグバン)

魔法の大変動です。ざっくりしてますがそのくらいの認識で大丈夫です。

要は今の世界が始まった原因。
カカロット地球上陸、大海賊時代の幕開け、
超大型巨人襲来、、です。

マジカルビッグバンは私が勝手に言ってるだけです。略してマジバン。


・驚きの法(偶然の原則)

この世界でとても誓約が強い契約です。
守らなければとんでもない破滅をもたらすとされています。

驚きの法、具体例です↓

あなたが知らないうちに手に入れた、
あたなの大切なものを私に下さい。
という契約です。

ざっくり例えると、、
田中君は底なし沼に首まで浸かった中田君を助けてあげました。
お礼をしたい中田君、お礼はいらない田中君。
じゃあ驚きの法を適用しよう。
それじゃあ、さよなら。

数年後、中田君は資産家の隠し子だったことが発覚。その資産家の財産を全て譲り受けました。
しかし、その財産は驚きの法で運命が結びつけられていました。

すると中田君は田中君に譲り受けた財産を全てあげなければいけないという契約です。

ちなみ中田君が財産をあげるのを拒んだら、
家に隕石が落ちて死にます。

逆に田中君が申し訳ないと思って財産を受け取るのを拒んでも隕石です。

みたいな感じです。たぶん。
何はともあれこの世界では超強力な契約です。


・訳分からんカタカナ単語

ゲラルト周りの会話なら7割は怪物の名前です。2割は土地の名前、1割はその他だと思ってください。
会話の空気感で察しておけば問題無しです。


※他用語は下記の各話解説の各話でちょい足ししてます。


シーズン1 各話解説、小ネタ

頑張ってネタバレ回避しますが、
出来れば各話観ながらがオススメです。
あとちょいちょい個人的感想挟みます。
許して。


・1話 終わりの始まり 

ゲラルト側は本筋とはあまり関係無く、世界観、ウィッチャーとは何ぞやというのを教えてくれるお話しです。

シリ側は早速不穏です。
さすが主人公補正+悲劇のヒロイン要素全部盛りの運命少女。

・ゲラルト(ウィッチャー)が戦闘時に顔面蒼白+黒目オンリーになるのは霊薬による身体強化の影響、仕様です。

・ゲラルトが乗る馬の名前は全てローチです。
私がゲームでキャラに名前を付ける時に全てラークにするのと同じです。

・ゲラルトが戦闘時に衝撃波を出してます。
これはアードです。ゲームでも使えます。

・ゲラルトの数ある呼び名の一つである
『ブラビケンの殺し屋』は、
この1話目の出来事が由来です。

・ワイルドハント
凶兆の知らせ。御伽話の中の存在。
日本でいうナマハゲ、山姥、鬼の軍勢的存在。
軍勢なんだから、なまら恐ろしい。

・シントラの大虐殺
ニルフガード帝国が北方のシントラに攻め入った、歴史の転換点となる出来事です。



・2話 4マルク 

第3の主人公 イェネファーの登場です。
最初から訳わかりませんが大丈夫、私にも訳がわかりません。 

イェネファーは魔法を学び、
シリはとにかく逃げ、
ゲラルトはヤスキエルと出会います。

ここからゲラルト、シリ、イェネファーの話がそれぞれ展開されます。
頭こんがらがりやすくなりますが頑張って。

・ゲラルトの持つ2本の剣
1本は怪物用の銀の剣、もう1本は怪物以外(人間、動物)用の鋼の剣です。
怪物にとって銀は猛毒です。

・ゲームからは想像出来ないイェネファーの境遇、出自。イェネファーの上昇志向はこの環境があって身に付いたんだなぁ。



・3話 裏切りの月 

やっとるやっとる、でスタート。
途中でもやっとるやっとる。

ここら辺でちゃんと観てても?ってなる部分があると思います。?で正解です。
察する事があったなら大正解です。
不安に思わずご視聴ください。

ゲラルトはテメリアで怪物退治に、
イェネファーはイェネファーになります。

・今回のテメリアでの怪物退治はゲームシリーズでも度々出てくるお話しです。

・ゲラルトの怪物退治って剣で斬って魔法使っておしまい、じゃないところが良いです。
ちゃんと知識と対策で迎え撃ちます。
ゲームでもそこを意識してプレイするとめっちゃ楽しいです。



・4話 宴、命、葬 

シリは森に。森は重要です。
冒頭ゲームファン歓喜のサービスシーン。

そしてお待たせしました。
ここから話は本筋に入っていき多少見やすくなります。解説も不要に近いです。

・ポータルは瞬間移動魔法、要はどこでもドアです。便利ですが感知されやすいので逃げるのには向いてません。

・驚きの法、登場。
驚きの子というワードもこれ由来です。
驚きの法で結びつけられた子供の意です。まんま。



・5話 内なる望み 

ウィッチャーシリーズを一言で表すなら、
『運命の話』です。
5話はゲラルトとイェネファーの運命のお話。この話も今後ウィッチャー3まで重要になるお話しです。

・白炎
ニルフガード帝国 新王の異名

・ジン
大気の精霊で見た目がモヤモヤしてます。
強大な力を持ち、使役した者のどんな願いでも叶えてくれますが、超抵抗します。
ランプの魔人、泉の女神とは一線を画します。
めちゃ怖い精霊です。

・ライラック(リラ)とスグリ
イェネファーが愛用している香水です。
リラとスグリ=イェネファーです。

・ゲラルトの最後の願い
ここもウィッチャー3でのお楽しみです。



・6話 神秘なる生物

こちらもゲラルト伝説の一つ。
ドワーフとの関係、ゲラルトとドラゴン。
ゲームでもちょいちょい話に出てきます。

・ヤーペン ジグリン
ドワーフが産んだ快男児。
ウィッチャー3では名前とグウェント(カードゲーム)にて登場します。
名前だけでも覚えて帰ってね。

・この世界のドワーフ
ドワーフ大事典的な物にかいてある掟(髭は何㎝まで切るなとか)を破ると、ドワーフの山から危険の多い外の国へ追放されます。
なので基本的に町にいるドワーフは大半がドワーフ山から追放された奴らです。あとは出稼ぎ。

・この世界のドラゴン
めちゃくちゃ希少です。ほぼ伝説。
ドラゴンもどきはいっぱいいます。



・7話 崩壊の前に

いよいよ物語は核心に。
長すぎたチュートリアルが終わります。
もう解説は不要でしょう。

・ヴィルゲフォルツ
魔術師。名前だけでも覚えて帰ってね。



・8話 運命を超えて

シーズン1 最終話です。
お疲れ様でした。

シーズン1は8話使ってチュートリアルです。
シーズン2から物語は激化していきます。


最後は個人的な感想で失礼します。

私はウィッチャー作品に対して凄まじい贔屓、
色眼鏡かけまくりで観てしまいます。

なので正直に言うと、
Netflixドラマ ウィッチャーが面白いのかどうか、正確な判断が出来ません。
冷静にフラットに考える気もありません。
好きが溢れすぎてるのです。

だからこの作品が初のウィッチャー作品として触れる人の気持ちはどうしても汲み取れないです。

なるべくウィッチャー3に影響する部分は載せ、ドラマのシーズン2に関わる部分は省きました。普通に書くべきところが抜けてる可能性もありますが。

少しでもウィッチャーを楽しめるキッカケになれれば良いなという気持ちでございます。
ありがとうございました。



・こちらもオススメ Netflixアニメ

Netflixオリジナルアニメ
ゲラルトの師匠である若き日のヴェセミルが主人公です。

原作、ドラマの前日譚にあたる作品です。

世界観、ウィッチャーという存在についての補足になるアニメです。

このアニメを見てヴェセミルへの期待値をぜひ上げてくださいませ。



以上です。

ウィッチャーゲームシリーズ、
新作開発発表が熱すぎます。

発表された日、まじで家で小躍りしました。
楽しみすぎて健康食品買い溜めてます。
人生最高やで。

なにはともあれ、今はウィッチャー3のPS5版を楽しみにしています。


ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。

では。