県道沿いのAV自販機
僕が5歳の夏
死んだらどうなるのか不安で
寝付けなくなって
夜11時頃まで起きてる日が2日続いた
今はもうそんなに怖くない
死ぬことよりも
リターンが上がらず
満足行くまで旅ができない人生となることが
1番怖い
死ぬことも結構怖いはずだけど
それよりも
行かずに死ねるか的な旅が気になるし
じゃあ行けば死ねるのかって、気になる
そうやって煩悩でギチギチにしておけば
死んだ時に死んだことも気付かなくて
彷徨えるかもしれない、無尽蔵に
◇
姉が5歳の夏
食べ続けると人は膨らんで破裂して死ぬ
そう思い込んで2日間絶食したそうだ
今では無尽蔵に食べてる
偏食の僕と違って何でも食うし面食いだ
死ぬことよりも
肉(男)を食べれなくなる方が辛いそうだ
かなり食べてる割にはスラっとした体型
ということはつまりその
アイドルやキャバ嬢とは違って
HAIBEN®︎とかしてると睨んでるけど
「おねえちゃんはオシッコしかしないけどさ
女子トイレってめちゃくちゃ汚いんよ
おねえちゃんは汚してないけどね
くぼみ、よく覚えとき」
って、姉が小3の頃、幼児の僕に宣言した
あの雰囲気のまま変わってないように思う
-いや、あんたもうん◯しとるがな無尽蔵に-
って、こうやって離れていると
いくらでも脳内ツッコミが入るけど
姉ちゃんを前にすると
ああ、姉ちゃんはお花摘みに行って
旧国道沿いの無人販売所の畑の
肥料でも生産していたんだろぅ〜〜
と、オブラートなビブラートにしてしまう
基本的に
姉が言うことは肯定して話を広げたくなる
僕はアイドルにハマったことはないし
推し活とは無縁と思っていたけど
姉を推していたのかもしれない
中学生の頃
くぼみの姉ちゃんとヤリてー!
めっちゃエロかわいいやん!
と、大学生の姉にムラつく僕の友人達を見て
僕はなんだか
好きなインディーズバンドが
タワレコでプッシュされてるような喜びを
噛み締めていたような気がする
とは言え
やっぱりあれだけ食べてスラっとしてるのは
腸活のおかげかもしれない
ほうれん草とか沢山食べたら
腸内でプッシュされんのかな
とか考えると
-ソリャネーゼ、くぼみ、あんた下品すぎ-
ってツッコミじゃなく
合いの手が入ることを期待してしまうし
それを愛の手だと脳内変換してしまうくらい
僕は姉の背中を押し活したい
イチオシでプッシュしていきたい
元ヤリマンの姉が
プッシーにならない程度にプッシュしたい
県道沿いのAV自販機で
-◯◯町の女-
みたいなパッケージにならない程度に
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