最高の2023〜添田翔太さんに関する備忘録〜
年の瀬になりました。
大掃除もそこそこに,今年一年のことを振り返ると見事に楽しい思い出しかなかったです。
思い返せば昨年10月、井の中にいた蛙が大海を知った瞬間雷に打たれて宝船にぶつかったぐらいの衝撃を受けてから一年と少し。私の一年の計はあの日にあったんじゃないかと思うくらいの日々を過ごしてきましたが暦に逆らうのは推し活をする上でも問題しかないのでここいらで一区切りつけたいなー、と掃除をしつつ思いました28歳。
2023年に見た添田翔太さん出演作、纏めたい。
今年の添田さんご出演作で私が見させていただいた、「十五少女漂流記」「call me connect you」「ボクノロワイヤル」「プリズンDEベイビー」「罪忍」
演じられた人物 パパさん/エヴァンズ、中丸俊平、ダメージベス、ジョヴィジョバモーニング、羅威について、語りたい。
自分でまとめて、備忘録にしたい。
なんか残しておきたい。
だって添田さん素敵だし,どの作品も良かったしあわよくばいろんな人に添田さんのお芝居をしるきっかけになってほしいし……
私がこれ読み返してたまにニヤニヤして添田さんのいいところとかをニコニコ思い返して仕事乗り切りたいし……
あと元日になんか仕事入ったの意味わからんし……
そんな私欲に塗れたオタクの思い返した煮詰めた、ただただここが好きを集めた徒然草で草、な文章です。
「十五少女漂流記」
え‼︎二役‼︎‼︎というのが驚き。
オープニングダンスの時のねー、腕の振るい方がバチバチにカッコよかったんですよ!舵輪の操舵に合わせた動きなんですけど回しつつ曲に合わせてビタッととまってそこからまた腕を回すんですけど立ち方とかが素晴らしくカッコよくて,本編ではまずお父さん役として登場するんですけどまあーーー表現力が高い‼︎お父さんかつ船のオーナーでもある故に身分の高さとか育ちの良さとか見えてて最初荷造りしてるシーンがあるんだけど、わ!いい部屋!!!!て思っちゃうような、いい部屋を感じた。わかはさん演じるお母さんとのやりとりもよかったしそこからのあの喪失感のシーンとかね。もう周りがガラガラ崩れていく感じ。うわぁああ!とショックをつなぎつつの少女たちの現在っていう。ここの描写あったからかラストの再会できて良かったナレーションがぐわ〜ってきました。めちゃくちゃいい両親‼︎
エヴァンズさんはかっこよさとこの場での頼りなさもあるというか、少女たちに物語での起承転結の転の部分を渡す役割でもあるんですけどけしてそこで少女達を守り切れるわけではなし、勇気を渡す盾になるわけでもなし,ただ大人として彼女たちにできることを振る舞う。ていう必死さと、ギリギリな状況でも気遣うことを忘れてない,あとは次どう動くかを念頭に置いてるような動作と立ち位置なんかもめっちゃよかったですね。航海士ってこうあってほしいな、て理想になりました。そしたら船のオーナーは添田さん演じるお父さんだし,わっ良い世界!
call me connect you
中丸俊平くんー!もうあの、みんな好きになっちゃうじゃん!?!て立ち振る舞い。飄々としつつ掴みどころのない様子が,パソコンの配線を確かめる時と椅子の座り方とかに個性出てて最高!!自分は罪悪とかには興味ないです。ていう風な雰囲気を出しながらも事件の真相に近づいた時にはちょっと興奮抑えられなくなってたり,集中したときの一つ一つの仕草が捜査官らしさもあり。あと衣装がもう最高ですよね。捜査官らしさがカケラもないラフな格好しているのに決してガサツな感じはしない先生のお墨付き感がこんなにも伝わってきて,それでいてちょっとふざけてるやつには無視とかではなく手厳しくあたるのがいい!中丸くんもお婆ちゃん呼びだったのが凄くいいな,と思いました。捻くれているわけじゃないし,実際めちゃくちゃ良いやつなんですよね。安堵した瞬間に背中叩かれて!?!てなってたけどあの瞬間のね,顔も今まだ覚えてるけど凄く良い表情してました。糸が切れたんではなくて、繋がるべきとこに繋がった瞬間の顔って凄くすてきでしたね。一歩間違えたら憎まれキャラになりそうな絶妙なバランスのキャラクターなのに憎まれる人物にはならずにいて良かったー!てしみじみ思わせるキャラクターになってたのも凄く良かったです。終わった後の短編での振る舞いは実に楽しそうで良かったです。
ボクノロワイヤル
ダメージベス!もう!表情‼︎この顔〜‼︎めちゃくちゃ楽しそうな顔でバーンと登場してきてベースかき鳴らしてるの最高じゃないですか‼︎動きの映える衣装や髪型だったんですけどそれに埋まらない添田さん演じるダメージベスの動きや表情の豊かさというか。あと舞台上が特殊な世界観てのもあるんですけどダメージベスの殺陣が縦横無尽かつロッカーらしい型にとらわれず派手な動き!てかんじで添田さん作のベースギター型槍のアクションも背面受け止めからのかき鳴らし→振り上げとかほんとにもうずっと見てたい!この見た瞬間の感覚を何度も味わいたい!てぐらい見事‼︎ダメージベスのキャラも傷つきやすい,傷んでいるっていうキャラ付けと傷つきましたぁ‼︎とか傷つくぞ‼︎の言い回しといい声の張らせ方とかも最高でしたね、そっからの立ち直り方とかもコミカルさと本気さをここまで織り交ぜて良キャラにしてるのめっちゃ最高!あとOPアクトでのウィメンズホルモン紹介の際の舞踏の動きなんかもめっちゃ綺麗でした。添田さんのあの動き,しなりもありつつ人物によっては無骨な硬さもあるって凄いですよね。
めちゃくちゃ良かった。
プリズンDEベイビー
もう劇場出る前に彼のこの姿を見届けることが良かった!て晴々としみじみと思えたんですよ。ジョヴィジョバモーニングていうキャラ,今作では闇を一身に背負うというか下手したらこの作品の色味をガラッと変えちゃう恐れもあるのに,前半の何かを抱えつつ、見せないようにしつつ周りを気遣う優しさを見せる、あの少し伺うような声色だったり、そこが中盤のあの真相に関わる部分。ほんとに胸を締め付ける、子どもの悲鳴にも聞こえるようなあの叫び。そしてボロボロ溢れた思いが目で見ていても耳で聞いていてもどちらも震わされて心に響いてきました。面白いシーンも、ジョヴィジョバはあくまでもシリアスを振る舞いつつ、あのキレキレのアクションだったり、表情豊かな部分は添田さんの笑顔ってやっぱ見れて良かったなーて思わせてくれる顔なんで、役どころ合わせても添田さんがジョヴィジョバを演じてた!というのが凄く良かったです。添田さんだからこそ、ていうのも深く思いました。
罪忍
添田さん演じる羅威の慟哭。あれもう喉とかじゃなくて魂からでてる。私はあの,羅威のずっと堪えて、堪えて怒りややるせなさを飲み込んでいる姿が見ていてとても辛くなっていました。もうどうにかなりませんか!?てぎりぎりしつつ思い出すのはオープニングの師匠からサッ,と目を逸らすあの時の顔や体の向きだったりするんですけど。後添田さんで演じつつ残った動作にも心がこもっているような感じがすると言いますか,剣を振るうにしてもそこにきちんと意図や感情が乗せられていてどこにも置き去りにせずに次に繋げていくのが凄いんですよね。目を離せない。それでいて羅威のやるせなさや怒りを見せつつ、咲の誘いのシーンや鼻を覆うアドリブ?というかそうなるという自然な所作なんかも羅威だなー、て人物の深みが伝わってきました。無駄がなく,かつ周囲にも納得させると言いますかちゃんと理屈があって、でも見ている時にはそれがあまりにも自然だからどんどん作品に引き込まれていくと言いますか。
添田さんのお芝居深掘りするほど演劇って面白いなーて思いますし,演劇を知れば知るほど添田さんの創り上げてる演技の幅の広さ、そして深さを知れるという幸せのサイクル。
このサイクルで来年はさらに色々また幅を広げていきたいですし、ますます添田さんから目が離せません‼︎
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