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雰囲気とバイタリティが合わない

自分がバイタリティのあるタイプだと気づいたのは、ここ2年くらいの事だ。普段の自分は何をするにも億劫な引きこもりタイプなので、最近周りの人から「これだけ私生活も仕事も音楽もアレコレやってて、寧ろバイタリティの塊だろ」と言われて初めて、ああそうかもなと思った。雰囲気的にバイタリティがあるように見えない事もあり、自分でも気づかなかった。

音楽を演奏するくらいまではギリ普通の範囲かもしれないが、作品を作って発表している人たちは、平均的な尺度で見るとバイタリティに溢れているのだ。確かに自分も周囲の兼業ミュージシャンを見ると「色々やって凄いなぁ」と思うもんね。でもいざ自分の事となると、急に目が曇ってしまう。

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自分は20歳くらいの頃かなり鬱っぽくなっていて、23-4歳くらいまではそれを引きずっていた。その時の気持ちは「何もやりたくない」だと思っていたんだけど、最近「全部やりたい」だったんじゃないかなと思うようになった。

当時友達と飲んでると、音楽とか仕事とか私生活とかどれを優先させるかみたいな話がよく出ていて、自分はそんなん面倒だしもういっそ死んでもいいな(若さとはそういうものだ)みたいに思っていたが、今になって思うと当時の心境は「全部やりたい」だったんじゃないかと思う。全部大事だし、全部やりたい、やらせろと。

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創作とは不思議なもので、興が乗ってくるとやりたいことが無限に増えてくる。良い音楽を聴くとそのエッセンスを自分でも取り入れてみたくなるし、新しい楽器を買うと曲作りがガラッと変わったりする。

多分、これからも自分はフォーク/ポップス/ヒップホップの曲を脈絡なくリリースして行くと思う。もしかすると他のジャンルも混じってくるかもしれない。でもそれは仕方がないと考えるようになった。バイタリティがあるタイプだから。

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