プロサッカー選手を辞めて感じること
昨年11月24日、
僕はFC岐阜との対戦を最後にプロサッカー選手を引退しました
沢山のサポーターの皆さんに支えられながら過ごすことが出来た現役生活に悔いはなく、
ここまでプロ選手としてプレー出来たことに心から感謝しています
自分は現役時代、サッカー選手という職業に少し疑問がありました
サッカー選手である自分は、
いったい何の為に、誰のためにプレーしているのか
そんなことを自問自答した時期がありました
家族を養っていくことだけが目的なら、まだプレーを続ける選択は出来たかもしれませんが
やはりそれだけの為にプレーするのは違うと思っていて、サポーターや自分に嘘をついてまでプレーすることは出来ませんでした
12月、1月と時間が過ぎる中で、自分の中でまた少し考え方、感じ方が変わってくるようになりました
今までプレーする側だったので分からなかったことですが、サッカーを応援することが、サッカーシーズンの幕開けが、こんなに待ち遠しい気持ちになるとは思いませんでした
この中断でさらに、
しっかり自分の中にも「サポーター」的な、そんな初々しい想いが芽生えてきました
ルヴァン杯開幕戦、リーグ戦を1試合終えて試合が延期になり、皆さんの様々な意見を聞くと
余計に
サッカーというスポーツが
皆さんにとってとても大きな要素であったこと
に気付かされました
サッカー選手の時は、
世の中サッカーがなくても、Jリーグがなくても困らない人は多いのではないかと感じる時もありましたが、
いざピッチを離れてみると、
応援しているクラブが自分の生活の一部にある
この感覚がわかるようになり
この気持ちがサポーターをアウェイの地まで連れていき、一緒に戦っているんだという気持ちになることもわかりました
最近、サッカーの価値、サッカー選手の価値というものを再確認しています
やはり、自分が幼い頃、自分を魅了してくれたプロサッカー選手はとても輝いていましたし、
そんな憧れの選手を目指して練習した日々、
今の子供達にとってもサッカー選手はそんな存在であり続けなくてはならないと感じています
それと同時に、選手あがりの自分のような存在の人間が
サッカー選手を目指す子供達に何を見せることが出来るのか、
選手が終わった後の未来にも価値がある。
このことを示すことが大切なのではないかと考えています
そして、
家族以外の誰かの為にプレー出来る幸せ
この力が
応援してくれる皆さんの活力になっていることを実感した今、
引退した自分にも出来ることがあると再確認し、
先を見据えたサッカー界のために自分のキャリアを引き上げていきたいと思います
最後まで読んで頂きありがとうございました
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