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コークロスに惚れる

移動できる仕事場?モバイルオフィスのCOX(コークロスと呼ぶ)
中身はモバイルバッテリーやPC接続用の各種機器を装備したクルマなので
車をドライブするとか、自分のライフスタイルを表現するためのツールとしてはちょっと違うけど。

このマシーン。世の中に出るまでは少しだけ物語があるんだ
http://www.tamura-d.jp/

デザイナーとして僕はかなり前からモバイルを意識して作業をしていましたもちろんノートパソコン一台あればクライアントさんとデザインに関しての打ち合わせは可能なんだけど、長年モバイルで作業してきた僕自身には、ノートパソコン一台での作業に限界を感じていたんだ。13インチの小さなモニターでは発想も作業効率も制限されてしまう。

また業務の中で現場を管理しながらそこでデザインの修正をすぐに行ったりその修正を即協力業者さんに発注という作業も多々あって。
スピードの勝負なときには事務所に戻る時間も惜しいこともあったんだ。

そんな経緯もあり、常々移動できるオフィス機能を備えたクルマがあれば業務の幅も広がりお客様にも利便性を感じてもらえると常々思っていたんだ。
ただどうして良いかはわからなかった。

そんな時に世界は新型コロナウイルスによるパンデミックがおこり
世界は大きく変わってしまった。
人に会えなくなることの不自由さをどうしていけばと考えていた時に

友人の自動車整備工場を経営している男から、お客さんが整備工場に来れないから、こちらから行くためのクルマを用意したので、そのカラーリングやネーミング考えてよという依頼があったんだ。

そうやってやってきたクルマが日産のNV-200という商用バンだった。
このクルマ2008年ごろから発売されている日産の商用車で、かつ世界戦略車。日本国内の商用バンはほとんどがキャブオーバーといって、エンジンを運転席の下に置き荷室長を稼ぐものなんだけど、NV-200は違う
エンジンを運転席の前に置き積載力を犠牲にしても、運転のしやすさや安全性を考えた設計だったんだ。町を見渡せば、そこら中に走っているこのバンが気になりだしたのは、そのころからだった。

僕は20年ほど前ルノーのカングーというフランスのコマーシャルバンの乗用仕様をわざわざ並行輸入して自家用車として乗っていたことがある。
あの時は仕事に、育児に、レジャーにとても活躍してくれた、良き相棒だった。
その時の想い出が蘇ってきた。
機能的に設計されたマシーンは、改造範囲が広いということを。
余談だけど、僕が並行輸入したカングーは、その後正規輸入され、大ヒット
ルノージャポンの屋台骨を支えたクルマなのは皆さん周智の事実。
オレって先見の明があったのかな(笑)

そこからは、NV-200を徹底的に調べる毎日。どのように使われているか、様々な事例を見ることが出来るこの時代はホント便利だね。
コロナ禍で湧き上がるように出てきた「車中泊」というブームも手伝って
NV-200をベースにしたキャンピングカーもたくさん出てきていた。
ただ僕はキャンプをするわけではなく、あくまでも仕事のツールとしての機能性を考えていたんだけど。
決定的だったのは、
ゴードンミラーというオートバックスが創ったブランドに出会ったんだ

この世界観!最高。カッコいい。
こんな感じで仕事ができたら素敵だな〜
そう思っていたらどんどんアイデアが出てきた。
コンセプトは【ガレージライフ】
アメリカンな少し緩めのスタイル。
仕事と遊びの境界線をあえて引かない
仕事が遊びであり
遊びが仕事になる
毎日をそんな気分で暮らしていけたら、それだけで素敵じゃないか?

感染症予防のため私達はどんどんスティホームを強要されるけど
外に出かけて、空を眺めて、海の風を背中に受けながら
リアルに人には会えないけど、オンラインで世界中とも繋がっている
そんなクリエーターの方々の
良き相棒となってくれるツールがCOX(コークロス)

みんな知ってくれたらいいね。

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