喫煙所トーク

職場のスタジオの喫煙所で先輩と話した話題から考えるあれこれ

1
女性の水着の胸側にあるボタンってなんのためについているのか。
ボタンがついているということは、それは取るという行為を前提としているというわけであって、その水着を外す行為をアフォーダンスしているよねという結論になった。その水着のボタンを外す人が現れるときにその水着のデザイナーが大喜びする。

2
写真に表現されているのはイデアであって現実にある存在をそのまま映し取っているわけではないと思った。どんなものでも。その無限に広がりのある世界に写真という枠をつけてしまったら、恣意性が必ず入ってきてしまうということだから、それはイデアを目指すこと思う。ただ無作為に切られたシャッターというのは存在しないから、写真にリアリズムは存在しないと思う。

3
肌レタッチも「肌色」「肌理」というイデアを目指す。でもイデアということは現実に見たことない肌を目指すということになる。現実に見たことない肌なのに、綺麗と感じるっていうのはどいうことなんだろう。例えば写真が実物以上に映るということはイデアに近いものが映っているということかもしれない。ムービーには時間軸が入るので、写真よりイデアの次元より一段現実に引き下げられてしまうような感覚になる。

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