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【書評】世界を支配する運と偶然の謎

簡単にまとめてしまえば、「世界は偶然で支配されている」「偶然やチャンスを活かし、変化に強く生きることが大切」ということ。

運に関しては「運が良い人、悪い人」という表現より「運が良かった人、悪かった人」と結果で話すことが正しいのかもしれませんね。

最後にまとめられていた、偶然を利用する10箇条

1. ギャンブラーの誤謬(そろそろ次は)に陥るな
2. 長い目でみれば「平均への回帰」はよくおきる。ビジネスにおいても
3. 偶然はよくあること。無理な意味づけはパターン化は控えること
4. 直観にはバイアスがつきもの。ただし蓄積された経験や情報に裏付けされた直観は信じてよい
5. ホットハンド(ついてるね、のっているね的なラッキーが続く時)は信じていいかどうかは、冷静に考えろ
6. 因果関係を考える時は、見せかけの相関や交絡因子、前後即因果の誤謬やサンプルバイアスに気をつけろ
7. 成功は実力ではなく運。不祥事は偶然ではなく必然だと思え
8. 複雑なものは予測できない。謙虚さを持って洞察力を磨け
9. 宇宙や生物、そして歴史も偶然が作り出す
10. 偶然やチャンスを活かして人間関係、そして人生を創造する


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