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朝のポエム

清々しい 夜明け前 うっすら霧がかる 森のかげに 母鹿が子鹿と 餌場の散策 みるからに 可愛らしい バンビの親子 母鹿もそうだが 子鹿のバンビちゃんは なでなでして 抱きしめてしまいしまいたいような 愛らしさ こちらを 見つめる 親子は 車のヘッドライトが大きな瞳に反射して ひかり
薄茶と白いマダラ模様に長い首とが 綺麗に反射して こちらの様子を じっとうかがっている これはチャンス 車をすぐさま止めて バンビちゃ〜んって 両手を広げて走り出そうと ドアを開けた ママが プイッと クビをふり ぴょん  ぴょんと 軽快なバネで 林にもぐりこむ バンビちゃんも すかさず ぴょんぴょんぴょんと ママのあとへ 消えて行った 小さなトキメキと別れ 少し 寂しく  愛しい 出会いを感じつつ 林を抜けると 眼下一面に 広がる みずはけのよくない でこぼこと 水たまりだらけの砂浜 少し遠くに 海が見える 整いの良い所に ぼつん ぽつんと ビーチキャンパーの テントが萌えて 少し 涼しいより寒い 朝の 日差しを 待ちわびて 静かな風景 ひとけはない 海らへんまでモヤではない うすい霧が はっていて 日の出は 東の空をだいだい色に照らしはじめ ゆっくりと たんたんと暗い空を支配しはじめる 野生達も 待ちわびているかの 気配と空気を感じつつ静かすぎる 海岸 潮騒の小さめの朝 日中になると 今度は 群で 親子がいた オスはいないようだ? リベンジ 少し 圧倒はあるが 車を降り ドアは閉めずに そろり そろりと 近づいてみた 逃げない もう一歩 大きめの 母鹿がこちらに歩んで止まった ん? 頭を いい子 いい子なら出来そうと思った も つかの間 その一頭が 右側国道の林にさーっと かけ飛び込み 一斉に小鹿 中鹿13頭が 林に駆け込む やはりか まわりを見渡すと 近くに畑があり 作物には ネットが点々とはってあった 農作の害獣被害が多いのだろう ただ可愛いで見る者と 害獣に悩まされる者の ギャップを感じつつ 失恋に終わった オスのそばに寄ろうとすると 角を向けて 向かってくるらしい 今回は無事で 幸いであった

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