「自分に、いいように」と確かに何かにいわれた。
ハコミセラピーのセッションを受けた。
誘導瞑想からはじまる不思議なセッション。
セラピストの言葉に誘導されながら、身体の感覚に入っていく。目は瞑(つむ)っている。
1週間前に痛めた背中の筋肉から引っ張られる左半身全体が、熱を持って膨らんでいく。
左肩甲骨、左肩、左首、左腕。明るい黄色い光が、閉じた目の左側を広く占める。
熱と明かりが心地がいい。
その熱を持って膨らんでいる左上半身が存在しているときは、当たり前のようにそこにありそれ以外は何も思いも浮かばないのに、その感覚が消え身体がいつもの様子に戻ると、さっきまでの感覚が自分の身に起きて体験していたということに実感がまったく湧かない。
なんとなく思い出すことはできても、感じることはできない。
その後、いくつかの質問を受け、それに答えていった。
答える中で自分から発せられた思いもよらない言葉がある。
「自分に、いいように」
“自分”が“ジブン”にやさしくそう言われた。
前者の“自分”と後者の“ジブン”は同一人物なのか。究極的には同じだが、違うともいえる。
言われた“ジブン”は言った“自分”の分け御霊(わけみたま)といったところだろうか。
感じ考えているのは分け御霊の“ジブン”だろう。
「自分に、いいように生きなさい」
「自分に、いいようにしなさい」
「どうせ、生まれて死んでいくだけなんだから、自分に、いいように生きなさい」
「あなたは、あなたを生きることしかできないんだから」
「何が起きようと、何を言われようと、どんなふうに言われようと、自分に、いいようにしかできない」
昨日のハコミセラピーのセッションは、まだ自分の中ではつづいていて、こうして言葉を紡ぎつづけている。
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