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Web3って

私のリアル生活の方でのできごと・・・
「これからはWeb3の時代だからうちもメタバースに参入するためにブロックチェーンのできる人を増やしたいんですよ。あとAIの必要でしょ・・・・」

ごめんなさい・・・・私にはこの方が何をしたいんだか全くわからなくて。

 ちょうど、ちょっと前にメタバースには仮想通貨が必要って日経の記事が問題になってたけど、それと同じ文脈のことをこの記事が出る前に聞いていました。一般常識としてはWeb3はメタバースの世界でそこでは仮想通貨を使ってAIを動かすというふうになってる???(違)😅

 私はリアルではメタバース全くやっていないと思われているので、最近「メタバースのビジネスしようと思ってて」という話と共に、その方々が理解したメタバースの説明をよく聞くんですよね〜。中にはよく知っているなーって人もいますが、とにかく「今メタバースをやらないと遅れてしまうから始めたい」って人も結構いるなって感じ。これはこの一年で大きく変わってきたことだと思う。

 と、そんな中でWeb3の話。Web3って要は分散管理で自分のデータは自分で持つというのが中心の概念だと私は理解している。
 分散管理だから、どこかの巨大なサーバーで全ての情報を強固に管理するのに対して、どの細かさでデータを分けて管理にするのかは別として、いろんなところで持つべき人がその情報を持っている世界なんだと思う。だから、ブロックチェーンが必要という話なんでしょうね。

 この時に言われていたのが、いまのNFTにつながる、個人の仕事に対する対価としてブロックチェーンが使われ経済圏ができるって話。ブロックチェーンのいいところは分散管理ではなくデータが一元化されていないから1箇所が攻撃されてもただ補える(嘘をつけない)ってところにあるんだと思う。というのも、ブロックチェーンやビットコインが生まれるよりも先にこの概念を使っていたエストニアの電子政府がすっごく参考になるんですよね。

 Xロードという仕組みでエストニアの電子政府は管理されていて、その基本となるのが分散管理。こうした理由は隣国ロシアからのさまざまなサイバー攻撃に対抗するためのものだったんだって。国民の個人情報の管理主体は国民一人一人に開示権限があって国は全く持っていないというのが面白いところ。これって分散管理とは言えWeb3でいっている分散管理とは違ってデータは国がしっかりどこかで管理しているところが違うよね。じゃぁ国がデータを見られないのかというと、データセキュリティーと法律の両面からしばっているんだって。だから、大統領でも人の個人情報をみたら罰せられるし、実際に罰せられた人(大統領じゃないよ)もいるらしい。

 この、電子政府の仕組みって周りの国も参考にしてて、他の北欧諸国でもこれを採用しているんだけど、これがWeb3かって言うとまた違う気がする。あくまで管理主体は国だし、逆にWeb3が指す分散管理と言うのが実現したとして、じゃぁ誰が主体的に物理的にデータ管理を行うのって言う問題が出てくる。昔のグリッドコンピューティングなのかな???

 ととと、話が逸れ始めたけど、当時からメタバースはプラットフォーマーに依存しないwebコミュニティーの理想系として、ブロックチェーンとは並行した技術として別の話であったと思う。だから、Web3の世界はメタバースで仮想通貨を使ってと言う世界では決してないよね。それぞれのサービスごとにアプリ内通貨はあるけれどそれって単なるポイントであって、ブロックチェーンでもないしね。

 そもそも。Web3って言葉自体に怪しさを感じてしまうんですよね。商業主義的な、Iot〜DXにつづく流行り言葉になってきてるのかもだけど、実は中身のないものなんじゃないかなーって。そんなことを思ったりした〜



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