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はじまりは、逢魔が刻

調査報告#002

そもそも、カミトコはアカイユメの没ワールドなんですよ!

「むしろ逢魔が刻のワールドを改造したというか・・・」
と9191さんが古びた茶封筒からおもむろに不思議な書類を数枚、取り出してきました。(と、ちょっと今回はおどろおどろしい感じで始まります)

9191さん提供

これは、99年頃のWindowのペイントで描いたドット絵です。これと同様の柄が数枚机の上に並べられていました。

これは、カミトコの逢魔が刻?
         ・・・・・・・・・。
いいえ、全くの偶然です。たまたま当時書かれていた絵と、カミトコの雰囲気が一致しただけだす。ただ、この赤い世界に対する思いはあったんだと思います。そもそもは、garpenoさんとの共作したアカイユメと言うワールドの別世界として作られ始めた没となったワールドが今のカミトコの原型になったのです。だから、この逢魔が刻は、カミトコができた当初から存在していました。と言い終わると、9191さんは天井を見上げながら「ふぅ」っと息をついた

この逢魔が刻、たまたまこのタイミングでカミトコを訪れる人は、最初はみなさんびっくりします。(かく言う私もその一人)

そもそも、逢魔が刻とは、

〈逢魔が刻(とき)〉と呼ばれた昼と夜の境の夕方と明け方に,妖怪はこの世界に出入りするとされている。

平凡社 世界大百科事典

と言う特殊な時間帯を指す言葉で、現在のカミトコでは17半から18時が該当します。だから妖怪らしきものか街のあちこちに現れるのかぁ…

現在(第4シーズン)の逢魔の刻で調査した結果解っているのは、つぎの通り

  • 時間になると世界が赤くなる

  • 空には謎の手が天に向かって伸びていく

  • 旧市街を何やら唸る物体(アレと呼ばれている)が徘徊する

  • それにあたると地下迷宮へ飛ばされる

シーズン3名物鬼退治

 シーズン3に途中までは巨大な鬼が海の向こうが迫ってきていました。これを退治するためにロボットで出撃したカミトコ民も多いかと思います。また、空には不思議なちょうちんのようなおばけが現れるとともに、真っ赤な世界では歩くことすらままならない状況になっていました。最初にこの時間帯に遭遇したときは、一瞬clusterが壊れてしまったのではと思うことも・・。

カゲマネキ

ちなみに、空に伸びる手は「カゲマネキ」という名前がつけられているそうです。(モデルとなった漫画があるとかないとか、興味がある人は調べてみてね)

地下迷宮は、逢魔の刻と全く別な理由から生まれました。

「えっ!」
地下迷宮と言えば、アレにぶつかって飛ばされる場所のイメージが先行していたので、一瞬耳を疑いました。でも、確かに今も地下迷宮は逢魔が刻以外でも行くことが可能ですね。
なるほど!(ポン)

迷宮からは地上を見ることができる。

少し地下迷宮のお話をしますと、むかーしむかし、と言っても、カミトコが出来立てのシーズン1の頃のこと
 とあるビルの屋上に入ることのできない喫茶店があったそうです。そこはカミトコにとっては秘密の場所(実は喫茶店には主が住んでいました)でしたが、何かを見つけると、神をも恐れず来たがるのがcluster民。(高いところにある不定期なお店だと侵入したがる人の多いこと)とうとう、その秘密の場所がcluster民の襲撃を受け頻繁に荒らされるようになってしまいました。その結果その場所が壊滅すると言う悲劇がおきてしまいました。

 そこでcluster民からの襲撃から逃れるために、その喫茶店の主はカミトコの地下に迷宮をひっそりと作り、その中に人の立ち入れない部屋をつくり、そこに住むことになったわけです。(実は今も迷宮にはひとつだけ全方向使用時が閉まってる部屋があります。他の部屋は必ずどこかの障子またはふすまが開いてます。どの部屋かは実際に行って確かめてみてください。)また、地下迷宮なので、cluster民の襲撃をを避けるため、いきなり道が変わることも多くあります。(当初は鬼ごっこの時のみでしたが、今は常時道が変わります)

 ところが、カミトコのとある場所にある地下迷宮の入口もcluster民によって発見されてしまいます。そこで、また襲撃にあって部屋を荒らされることを避けるために、地下迷宮に立ち入るものを恐怖に陥れようと、鬼をこの迷宮に封印したのです。その名残が迷宮内の鬼ごっこシステムなのです。

多くに見えるのが鬼ごっこ

 ところが、この鬼の存在がカミトコ祭りのあたりで有名になります。というのも、逢魔が刻の天空に、その鬼の顔が浮かぶようになったかられです。これは地下迷宮に封印された鬼の念が天空に映し出されたものでした。ただこの頃は、この鬼が封印されている地下迷宮があるということは知る人ぞ知るという存在で、多くの民はなぜ顔が現れるのかはよくわかっていませんでした。

初期の頃の逢魔が刻

 そして、とうとう鬼の封印が解かれてしまいます。そう、神社の裏の岩の封印を解く玉串が現れてしまったのです。この封印は逢魔の刻だけ解くことができ、面白半分解こうとするcluster民やカゲマネキが持ち去ろうとするようになりました。
 解かれた鬼は、巨大な姿となってカミトコの街を襲うようになったのです。こうなると防ぐためにはロボットぐらいしかなく、何度もカミトコの世界は滅亡しています。実は私達がいるカミトコは奇跡的に解かれなかった時のパラレルワールドなのです。
 さて、ではもう一つの謎が、逢魔が刻に現れるアレです。アレが彷徨うようになったのはシーズン3の途中からで鬼の封印が解放されていくつかのカミトコワールド(今我々がいる世界とはパラレルな)が滅亡するようになってからです。

アレ

実は、アレは神社裏の岩の封印が弱まる時にカゲマネキや人間から封印を守る為に彷徨ってます。(そして地下迷宮などに押し込めて人が封印の岩に近寄れないようにしてます)

人の好奇心から封印を守る点では人の業が生み出したようなものかもしれません。

今日はカミトコの民話伝承の一つについてのお話でした。
それにしても、地下迷宮も鬼もアレもcluster民の襲来が生み出したというのは驚きでした!

 さて、シーズン4の逢魔が刻はまだ静かですがこれからどのような展開を見せるのか?消えた鬼は完全に封印されたのか?ロボットは復活するのか?
と、まだまだ楽しめる要素がたくさんのカミトコです。

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