【アルバム制作日記#1】回収する

2023年も残すところ2ヶ月と半分になり、急激な焦りを感じ、なんとなく自分自身を誤魔化していた気持ちをそろそろ思い出さなきゃいかんな、と思うに至った。

それはすなわち「アルバムを作る」である。
4月にリリースした『僕らの純情』からあっという間に半年。

典型的なやらなきゃいけないこと先延ばしタイプの俺とは言え、さすがにまずいぞと言う感じで猛烈な危機感はあり、ありつつも、真正面から向き合うと心が破壊されそうになるので目をつぶってきたが、そんな言い訳が通用しないのが10月中旬と言う季節の圧倒的暴力である。

一度そうと決まればあれもこれも一気にやりたくなるのが俺の悪い癖である。

頭の中にやりたい事がブワッと溢れ出し、交通整理出来ずに渋滞、作業も停滞、と言うのがいつも流れなので今回は一旦言葉としてアウトプットしようと思い、それならばせっかくだからそれもコンテンツにしてしまえ、と言う事で今これを書いている。

思ったままに書き殴るつもりなので非常に読みづらいと思うが、お付き合いいただける方は何卒ご容赦願いたい。

前置きはこのくらいにして、早速本編に移ろうかしら。ちなみに不定期更新である。

◆現状

忘れないうちに現状を書いておこう。とりあえず今はこんな感じである。

・曲は書けていて、歌詞が中途半端な曲が何曲かある。これを仮に

1.川
2.泣けちゃうの
3.あのバカは荒野を目指す
4.3年間
5.ローリングオーバー
6.大団円


とする。

次にまだアイデア段階で、何もかもが中途半端な曲。仮に

7.真夜中のミュージック
8.シャイニング
9.仮オストロの城(酷いタイトルだ!)
10.模様
11.横断歩道
12.冬の予感
13.Jumping to death
14.人間が嫌いですか
15.このうらみはらさでおくべきか

とする。

最後にほぼ完成しているがクオリティに満足のいってないストックが以下である。

16.いつものように
17.スタンリー
18.Morning After
19.東京
20.ハートスランプ一人ぼっち(二人ぼっちではない)
21.サイレン
22.大正ラプソD

なお全て仮題である。

加えて既発の曲でアルバムに入れようとしてるのが

23.生活(2023ver.)←2024ver.になりそうな予感
24.Drive
25.僕らの純情

の3曲で、なんか真面目に一つずつ作っていけばアルバムが2つくらいできそうな感じだが、そんなに簡単には行かない。
当然ボツになる曲もあるし、アルバムをひとつの作品と考えると収録作品のバランスも取らなきゃならない。

とりあえず今できることはこの中から良さげな曲をピッキングして完成させることだ。

ああ、道は果てしなく長い。

◆回収する

もう泣きそうだが、自分で作りたくて作るのだから泣いている場合ではない。作るのみ。

今回のアルバムのテーマは「上京」にしようかと思っている。
やっぱりここ数年の出来事の中で一番のトピックは上京だし、こんなオイしい経験はそんなに無いものだから何か作品にしないともったいない。
それに30代半ばにしてイチから上京した俺の体験、感じたこと、そういうものが地方出身者を勇気づけるものに出来たら良いなという思いもある。

そういうわけで作り始めたのが【18.東京】である。
これをアルバムの最後の曲にしようと思っている。一番濃いメッセージを最後に配置する。
昔、吉井和哉が「アルバム最後の一行が今一番伝えたいメッセージ」と言っていた。俺もそれにならう。

【18.東京】は5日くらい前に作り始めた曲だが、他の曲を押し除けてすごい勢いで曲と歌詞が書けて、最初のデモももう出来ている。つまり一番ノッている。この勢いで完成させてしまうべきである。

この曲の制作上のテーマはズバリ「回収する」。
これまで長い時間をかけてのんびりしながらバラまいてきた様々を回収してフィードバックする。これである。

しかし、今俺が回収しようとしているものがまさかコレだとは誰も夢にも思わないだろう。自分自身驚きだが、最初に回収するならコレからしかない。

と言うか「回収する」は今回のアルバム自体のテーマにしても良いかもしれない。
スキルも経験も時間もお金も、これまで色々な物を「髙橋多聞」と言う活動に費やしてきた。

のんびりしながらそろそろ4年である。
これまではあんまり採算を気にしてなかったが、長く続けるためにはそろそろその辺も考えないとな。

今日はここまで!!

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