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第22夜:吹き荒れる嵐▲▲▼

都合の良い解釈をするな、それは病気だ


こんにちは、もしくはこんばんは。保田未来です。

下書きは残していましたが、かなりの月日が経ってしまいました。

今回でCovid-19に関する記事の連投は終了になります。(最終回)

あまり中身が無い記事でしたが、お付き合いいただいた方々は、本当にありがとうございました。noteはまたちょっとずつ更新していきます。


あることが分かりました。接種後に大半の人が体験するであろう副反応(免疫反応)の正体についてです。


それは……


サイトカイン放出症候群(サイトカイン・ストーム)


によるものです!これは断言できます。


今回はそのまとめを載せたいと思います。


1. 免疫応答とは

これは、感染防御において、病原体や花粉などといった物質が体内に侵入したときに、異物を攻撃したり身体を守ってくれたりする免疫細胞による一連の反応のことを言います。

免疫細胞は第19夜のnoteでも取り上げています。はたらく細胞は本当に分かりやすいのでぜひ見てください。

様々な免疫細胞が異物を攻撃します。異物とは雑菌であったりウィルス(ただし、ウィルスは細胞に感染します)であったりと。

これらの自身の自然な細胞免疫により、悪いものを排除しようとします。人体は薬に頼らずとも、案外何とかなる機能が備わっているのです。

だから、第15夜までのnoteでも取り上げたように、自然免疫を高めようと言っています。ワクチンと呼ばれる異物を接種せずともね。

様々な免疫細胞たちが異物を排除します。ヘルパーT細胞やマクロファージ、抗原を作るB細胞やキラーT細胞などなど。

これらのうち、メモリーT細胞やメモリーB細胞なるものが存在し、次に同じウィルスが入ってきたとしても、早く病原体に反応し、病原体を攻撃したり抗体を作ることができるのです。

これらは「良い免疫応答」とわたしは考えています。

良い免疫応答のイメージは、はたらく細胞のインフルエンザ編を是非ご覧になってください。



2. サイトカイン

サイトカインは、細胞から分泌されるタンパク質のことです。これにより、目的とする細胞(標的細胞)表面に存在する特異的受容体を介して、細胞の増殖、分化、細胞死、機能発現または抑制など多様な細胞応答を引き起こします。

サイトカインは、以下のような分類がされています。

インターロイキン(IL)、腫瘍壊死因子スーパーファミリー、インターフェロン、コロニー刺激因子、ケモカイン、増殖因子など

サイトカインそのものは体内の異物を排除する際、細胞活性化の効果が期待できます。はたらく細胞でも、サイトカインについて取り上げられていますが、樹状細胞あたりが各免疫細胞の恥ずかしい写真を周囲にばらまいたことで、それが恥ずかしくなり躍起になった免疫細胞くんたちが、体内の異物(ウィルスに感染した細胞)を一生懸命排除してくれるのです。すごくないですか?

これは良いサイトカインの働きと言えます。

しかし、サイトカインそのものが増えすぎてしまった場合、体内で何が起こるのでしょうか?

その場合の解説もはたらく細胞で取り上げられています。はたらく細胞の新型コロナウィルス編を参照ください。

新型コロナウィルス編でもウィルス感染に伴い、サイトカインを放出することで、細胞を活性化させます。新型コロナウィルスそのものは大した強さはなく、感染しても免疫細胞くんたちが退治します。

しかし、この作品には注目すべき記述があります。

01:35 白血球のセリフ(CV:前野智昭)

ウィルスは細菌に比べると小さすぎて、俺達が貪食することはできないんだ
それゆえに細胞に取り付いた状態のものを宿主の細胞ごと殺して殲滅するという手段を取ることになる

05:13 キラーT細胞のセリフ(CV:小野大輔)

あとちょっとのはずだぞ!
ええい ここで取り逃がしたらまた感染細胞が増えちまう!
仕方ねえーッ!
出て来いオラアアアーッ!!
バギャァァ(正常な細胞壁を破壊する音)

増殖し始めた新型コロナウィルスに感染した細胞たちがキリなく出現しましたが、免疫細胞たちはこれらを倒さなくてはいけません。そのため、免疫細胞は感染する可能性のある正常な細胞くんたちにも攻撃してしまいます。


このような現象をサイトカイン放出症候群と言います。重症化するとサイトカインストームになります。

06:05

なんらかの原因でサイトカインが大量に放出されている状態。免疫反応が過剰に起こることで、病原体が攻撃していない健康な細胞まで破壊してしまうことがある。

免疫細胞が正常な細胞までも攻撃すると、体内はもちろんダメージを受けます。それにより、様々な悪い症状を発症します。



3. サイトカイン放出症候群、サイトカインストーム

免疫や炎症にかかわるサイトカインと呼ばれる物質を産生することでほかの免疫細胞の働きを活発にして、攻撃を強めることで、体内のウィルスを退治することを述べました。しかしこれが強くなりすぎると免疫細胞がいわゆるバーサク化のような感じになり、多量に分泌されたサイトカインによって正常な細胞も攻撃をうけ、体内のさまざまな部位で炎症が起こります。

これにより発生する事象として、

発熱、寒気がして体が震える
体がだるい、脱力感
めまい、立ちくらみ
全身のむくみ、尿量が減る
息切れ、息が苦しい
意識の低下、消失
胸の不快感、動悸
脈が速くなる、脈がとぶ、
脈が遅くなる
唇、手足の指先が青紫色になる

が挙げられます。

この中でも、太字のものについてはどこかで見たことがありますね。

新型コロナワクチンによる副反応がまさにこれと一致しています。

新型コロナワクチンの副反応のデータベースにこれらの症状も載っていることが分かります。

重篤化すると多臓器不全を起こして亡くなる事例もあるようです。もちろんこれも副反応データベース(厚生労働省の副反応分科会の資料)に記載があります。




4. 新型コロナワクチンにおける免疫反応

新型コロナワクチン接種後は、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすくなります。2回目以降は特にです。

厚生労働省はこれは「免疫反応が起こりやすくなるため」と言います。1回目よりも2回目の方が免疫反応が起こりやすいとされているのです。

副反応報告としてモデルナ製のワクチン接種後に現れる、モデルナアームは記憶に新しいでしょう。接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあるようです。

これは、T細胞という免疫細胞が反応することにより起こる炎症と考えられています。

発疹がかゆい場合は冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。

この抗ヒスタミン剤やステロイドなどは、サイトカイン産生抑制効果があります。ステロイド薬はGRαを介して抗炎症タンパク質を誘導するとともに、種々の炎症タンパク質の誘導を抑制します。

これらのことも、厚生労働省のQ&Aのページに記述がありました。

厚生労働省は新型コロナワクチンが、サイトカインを多量分泌させるものであることを知っているものと考えられます。また、これを否定していることはないですが、免疫反応を副反応と呼んで、それらがなんてことは無いものという位置づけにしているのです。


そして、ファイザー社製の新型コロナワクチンのブリーフィングドキュメントにも、これらの免疫細胞をワクチン接種により分泌させることを記した記載があります。

6.1.2を読むと、サイトカイン染色データはBNT162b2(コミナティ筋注のコードネーム)接種群の方が向上していることが分かります。サイトカインがかなりの量で分泌されているようです。

https://www.fda.gov/media/144246/download

BNT162b2がマルチエピトープ応答を誘導することがわかった。
BNT162b2を2回投与すると、T細胞応答の発生率と大きさが大幅に増加した(図2)。
細胞応答が大幅に増加した(図2)。全体的に、S特異的CD4+およびCD8+ T細胞の平均割合は
全体的に、S特異的CD4+およびCD8+T細胞の平均割合が大幅に増加した(例えば、30μg投与した被験者のSタンパク質サブプール1IFNγCD8+反応は12.5倍)。COVID-19から回復した18人で観察されたものよりも高かった。

図2

この数値を医学的に見たときに、高すぎることは無いと言う人はいると思います。実際、この数値が致命的なものであるかは、わたし自身分かっていません。

ですが、昨今の副反応(と呼ばれる免疫反応)の報告が出ている中で、サイトカイン放出症候群に類似した症状が出ていることや、実際に免疫細胞がサイトカインにより分泌されていることを踏まえると、ワクチン接種によりこれらの症状が起きていることは因果関係があるものと考えられ、その過剰な免疫反応が身体に不快感を与えるものであることについて、一切の否定はできません。




5. 解熱剤とサイトカイン

サイトカインには、インターフェロンやインターロイキンなどが存在します。

インターロイキンもインターフェロンも免疫機能には欠かせない作用をもっています。

インターフェロンにより、体内のウィルスに対抗することができます。インターロイキンはインターフェロンや免疫細胞を活性化させます。

そのため、インターフェロン治療というものもあり、インターフェロンの投薬により、ウィルスを抑え込む作用もありますが、これには副作用として、頭痛、筋肉痛、食欲不振も出てくるみたいです。

発熱や頭痛は解熱鎮痛剤の坐薬や内服薬を使うことにより、かなり抑えることができるとのことです。

インターフェロンやインターロイキンなどのサイトカインの過剰な分泌が身体に不快感を与えます。これらを解熱剤で抑え込みます。そのため、解熱剤服用後は楽になるみたいです。

しかし、これらの原因となるサイトカインを抑え込むことで、逆にサイトカインが本来してくれていたウィルスを退治することができにくくなります。その結果、今度は体内に残ったウィルスが身体をボロボロにするかもしれません。ワクチン接種の場合はスパイクタンパク質かもしれません。

新型コロナウィルスに対峙するためのメモリーT細胞を作り出すためにこのワクチンを接種するのだとしたら、やはり身体には相当な負担が掛かることが容易に想像できます。




6. mRNAとサイトカイン

本当に恐ろしいのはここからです。先日、ナゾロジーの記事で、mRNA技術ががん細胞を消す、みたいなものが出てきました。

そもそもmRNAワクチンと言われていますが、mRNAとはなにかというと、

細胞に対して特定のタンパク質を作るように指示する分子です。

ここまででわたしは主に2つのタンパク質を取り上げてきました。

1つ目は、新型コロナウィルスに類似しているであろうスパイクタンパク質

2つ目は、インターフェロンやインターロイキンといったウィルスに対抗するための免疫機能を活性化させるサイトカイン

mRNAワクチンの詳細は第19夜で取り上げました。

mRNAはリボソームという体内の細胞産生工場で、設計図を元に任意のタンパク質を産生するために使われます。

ナゾロジーの記事では、mRNAによりサイトカインを産生したことで、がん細胞が消滅した結果を示しました。すなわち、

サイトカインもmRNAで意図的に産生することが可能になっている。

ということがここから分かるのです。




7. スパイクタンパク質とサイトカイン

どちらもmRNA方式で体内で意図的に(設計図にしたがって)両者のタンパク質を産生できます。

一方は新型コロナウィルスに近い毒性を持っているかもしれないスパイクタンパク質、もう一方はそのウィルス(スパイクタンパク質)を退治するために活性化させるためのサイトカイン

この2つが体内で暴走するのが、今回のmRNAワクチンの仕様です。

mRNA方式のワクチンで後者の効能があることを表立って言っている資料は無いため、これの真偽は定かではありません。しかし、ワクチン接種後の抗体価の数値を見ると、上記サイトカインの分泌がスパイクタンパク質に対抗するための免疫応答によるものだけではなく、ワクチン接種で産生されたスパイクタンパクによるものであり、これがいわゆる副反応と呼ばれるもの、という考察も展開できるのです。

例えるならば、平和だった世界に突如二大勢力の武力屋がいきなりやってきて、こいつらがいきなり戦争をやり始めて、その場所を焦土化する、くらいの反応が体内で起きている可能性をわたしは一切否定できません!(とんでもなく怖くないですか、これ…)


ちなみに、すべての新型コロナワクチンは治験(第Ⅲ相試験)中です。日本では厚生労働省の認可が特例で下りているため、第四相試験と名前を変えていますが、治験には変わりありません。

ファイザーの治験実施計画書(ファイザープロトコル)の6.5.1に以下記述があります。(日本語訳後)

6.5.1.試験中の禁止事項

試験介入投与に伴う症状を防ぐための予防的な解熱剤やその他の鎮痛剤は認められない。

あくまでも治験実施計画書のため、その効果を計測する必要があります。解熱剤や鎮痛剤の利用でサイトカインはたしかに減少します。

これを踏まえると、

意図的に産生したスパイクタンパク質だけではなく、サイトカインがどのくらい分泌され、どのような効果をもたらすかを今回のmRNA方式の新型コロナワクチンで評価している
と考えることだってできるのです。(とんでもない医療ファシズムです)

だからこそ、注目すべき臨床イベントには、「サイトカイン放出症候群」や「サイトカイン・ストーム」が記述されているのです。これらは添加剤によるものではなく、全てmRNA方式による副産物(免疫応答と副反応)とも言えるでしょう。



8. まとめ

mRNAワクチンで、スパイクタンパク質だけではなく、サイトカインも産生している可能性があることを記載しました。この2つにより、よりサイトカイン放出症候群に陥ることが考えられました。

テレビの専門家が「感染を防ぐ効果がある」というデマを流していました。実際は「感染を防ぐことが期待できる」だけで、現在その情報収集中です。しかし、mRNA方式で意図的にサイトカインも産生することで、感染を防ぐことができる抗体そのものは作り出せているかもしれないし、罹患してもmRNA投与でインターフェロン治療といったことが今後実現されるかもしれません。

しかし、この吹き荒れる嵐は確実にわたしたちの身体を蝕みますし、破壊します。

もちろん、意図的に作り出されたスパイクタンパク質とサイトカインで、身体の免疫系統がおかしくなることだって十分に考えられるのです。


新型コロナ騒動でここまでいろいろなことを取り上げました。


この騒動でいろいろなことを知ることや、新たな友人なり仲間と出会うことができました。その分失ったものもあります。

知ろうとすることがやはりこの騒動脱出の鍵になると考えています。

しかし、もうマスクやワクチンにだけ注目していれば良い時間は終わってしまいました。

確かに存在する変異株や狂気のお注射以外にも、多くの脅威が今まさに私達の目の前に広がっています。

これらついても知ることがやはり大切ですし、立ち向かわなければならない。

この国の空気は確かに歪んでいるけど、この営みの中で、わたしたちは確かに何かを学ぶことができます。すべてを知ったつもりで嘆いていても仕方ないし、諦めてはいけないですね。




今回はここまで


これからもnote投稿しますが、次回予告は無いです。気分でその時その時の思いや調べたことを発信し続けます。

今後とも宜しくお願いします。


では、またねーノシ

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