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雪圧で根元が曲がった!?見事なブナ林に出会える|大御影山と大日岳(福井・滋賀)

更新日:令和3年5月24日|登山口から山頂まで2時間|体力★★★☆☆・展望★☆☆☆☆・静けさ★★★★☆・技術★★★☆☆・危険度★★☆☆☆・中級者向け|福井県と滋賀県へ徳本企画で2007年5月20日に総勢10人の山行です。ブナ好きおじいさんには特に魅力的な見事なブナ林に出会える山旅となっております。雪圧で樹が根元が曲がっていたり、自然のすさまじさも感じられます。




大御影山{オオミカゲ}(950m)・大日岳(751m)

◆都道府県:福井県・滋賀県
◆登山日:2007年5月20日
◆同行者=徳本氏企画山行

例年の如く徳本ご夫妻から「新緑の若狭・奥近江の山旅」のお誘いが有った。
石井さん・田中さんと一緒に参加させて頂いた。斉藤さんにも連絡を入れ参加の了解。

JR向日町駅に各地から午後1時半に集合して、
総勢10人が一年振りに再会した。

それぞれ2台の車に分乗して琵琶湖西岸を走り、
近畿の厳島いつくしまと称され全国に300社以上の分霊を持つ、名高い白髭神社しらひげに詣でて休憩した。

しばらく神社領を散策の後、長閑な田園風景と
琵琶湖の光り輝く凪なぎの湖面を観ながら、
比良山地から吹き下ろす涼風を切って進んだ。

新あさひ風車村で今夜の喉を湿らす酒を買い込み、
小雨模様の夕刻に箱館山北麓にある、
今夜の宿「ビラデスト今津」に入った。

駐車場から一瞬だが光り輝く湖面に竹生島ちくぶしまが望めた。

翌朝、7時半に宿を出て、道案内人の檀上だんじょうさんと今津追坂で合流した。
ここから栗柄谷林道を辿り、下山地点の能登又谷に一台の車をデポしてから、終点の県境ゲートのある堺谷登山口まで入った。

ここから獣道(けものみち)程度の雑木の茂る急登を、小枝に掴まりながら体を引っ張り、
尾根の芯に上がると近江坂分岐(大谷山からの従来からの登山道)に出た。

ここで方向を変え南東稜線を辿る。辺りは雪深い山域とみえて、雪圧で根元から曲がって立ち上がるが美しい。

霧雨のため濡れた樹木が黒光りして幻想的に浮かんで見える。

下生えに淡い緑の見たことも無い木が群生しているので、檀上さんに尋ねるとスノキだという。

別名は「便所の木」で旧の落下式の便所はポトンと音と跳ねあがるのを消したのだそうだ。

秋には真赤に紅葉すると綺麗だ、との事だった。

やがてブナやミズナラの株立ちの古木も現れ、
穏やかに長い尾根上を進み行き着くと、
地味な木立に囲まれた大御影山の山頂に着いた。

山頂には手製の山頂標示板と三角点がひっそりと有った。標示板に依ると福井県美浜町と有ったので、
滋賀・福井県境の山である解った。(地形図に無)

頂から穏やかに尾根上を辿ると、三重嶽分岐3・6km標柱を過ぎて長丁場の能登郷分岐に差し掛かる間は、白神山地に劣らぬブナの原生林の回廊だった。

首が痛くなるほど見上げ、又とない雰囲気の情景を堪能して、
ゆったりとしたコバに着いたので大休止を取った。

ここで徳本さんが焙煎してくれたコーヒーは格別に美味かった。

コーヒータイムの後、進む尾根斜面には、息をのむような太い
ブナが林立し、トチや自然スギも太くて此処に何百年も立ち続け立派だ。

背景に霧が舞い60年に一度枯れるという笹枯れした林床は、
より一層にブナが引き立つ景観に感動しながら、
この場所から動きたくない心境に慕したったものである。

ここから徐々に高度を下げ、植生も変わりブナの森とも別れて
傾斜の緩んだ灌木帯を進むと、広い尾根上のスギ木立のルート上に大日岳山頂があった。
長い標柱が無ければ通り越してしまう山頂だ。

標柱には「大日岳七五〇・87m」とあり、
真下に三等三角点標石があった。

ここから先に少し進むと、三十三間山への分岐である能登乗越を分け、
徒渉を繰り返し、温んだ瀬からカエルの鳴き声を聴きながら、
暫く下ると景色が一変してカヤトの原に出た。

今迄の素晴らしい情景が脳裏をよぎる。
日開拓地という場所に出たらしい。
好天なら眺望も利くところだろうが、生憎の曇天で陽が陰っている分、
爽やかで涼風が肌をなめてくれる。


やがて送電鉄塔を潜ると横切る林道に出合う。
林道を暫く道なりに下ると今朝ほど車を置いた能登又谷に無事到着した。

下山後、入山口に置いた車を引き取りに檀上さんと同行して戻った後に、
栗柄林道を下り、檀上さんとも別れ、
R27号線を三方五湖方面にハンドルを切り、
今夜の宿である美浜町の水月花に靴を脱いだ。

翌日、三方五湖をクルージングし向日市の徳本宅で打ち上げして翌日帰省。

★管理人から令和のこそこそ噂話★
5月24日は「伊達巻の日」です!
厚焼き卵などの寿司具を製造する千日総本社が制定。
伊達巻の名前の由来という説のある伊達政宗の忌日。
~今日は何の日から引用~
伊達巻といえばおせち料理の定番ですが、
普段はそんなに食べる機会はないですよね?
最近はランチがお弁当生活のため、たまに母が場所を
ふさぐために伊達巻を入れてくれます。
とてもありがたく美味しく食べております♪



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