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ホテイラン(ラン科ホテイラン属)とアズマシャクナゲ(ツツジ属)

更新日:令和3年6月4日|1997年6月8日に獣医である窪川先生と歯科医の西村先生ご夫妻に十文字峠のアズマシャクナゲが、今が見ごろと誘われて出掛けた山行となっております。秩父から中津川林道を走り三国峠を乗っ越し、信州側に入り梓山へと下って訪れた山旅となっております。

◆都道府県:埼玉県(奥秩父)
◆撮影日:1997年6月8日(2074m)
◆花期=5~6月
◆同行者=窪川先生・西村先生ご夫妻 




ホテイラン

深山の針葉樹林下のやや暗いところに生える多年草。
葉は卵状楕円形で長さは4~5cm、淵や表面にしわが有り、
裏面は紫色を帯びている。
10cmほどの花茎の先に、長さ1.2~2.5cmで
淡紅色の美しい花を咲かせる。

萼片と側花弁は上に反り返る。
唇弁は袋状で形が布袋様の腹を思わせることから
「布袋ラン」と名付けられた。

獣医である窪川先生と歯科医の西村先生夫妻に十文字峠の
アズマシャクナゲが、今が見ごろと誘われて出掛けた。

秩父から中津川林道を走り三国峠を乗っ越し、信州側に入り梓山へと下る。

更に西ノ沢を詰めベニバナイチヤクソウの群落が有る手前に駐車した。
頭上の弁慶岩が威圧している様に見えて緊張する。

甲武信岳登山口から登りはじめ、最後の急登を登り切ると、
十文字峠に飛び出した。旧秩父往還の四里観音まで進み、
ツガやシラビソ・モミの原生林の中に満開のアズマシャクナゲを
堪能できた。

十文字峠へと戻り、十文字小屋の裏手にホテイランが咲いていた。

これは初めて見るが見事なものだった。

ホテイラン2




アズマシャクナゲ

◆分布=本州 (岩手~静岡)


深山に生え、高さは約3㍍。葉の長さは8~15cmの
楕円状披針形で、裏面には灰褐色の軟毛が圧着している。

花冠は淡紅色の漏斗形で広く咲き、先端は5裂している。
雄しべは10個。

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ2

アズマシャクナゲ3


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