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泥臭いリーダーになる

こんにちは。幼稚園の時、泥団子作りが行事で一番嫌いでした。たむです。

今回はリーダーの理想と現実について自分が感じたことを書いていきたいと思います。

当初の理想

自分の理想のリーダー像は自分は動かなくても周りが動いてくれる、周囲を動かせるリーダーでした。進捗を確認し、スケジュール管理をするモチベーターとして働くことが理想で、スマートなリーダーにあこがれていました。

これは自分が遊びたいからというわけではなく、リーダーは目の前のタスクではなく、長期的な視点で課題を捉えることでチームを正しい方向に導くことが大切だと考えていたからです。

皆さんはゼークトの組織論というものをご存じでしょうか。

最近知ったこの理論がずっと自分の頭の中に残っており、自分で仕事をやらずに人をうまく働かせることのできる人が良いリーダーだと考えていました。

しかし、これは理想論で実際チームとして結果を残すためにはスマートからは程遠い役割を担う必要がありました。

現実

私は現在ゼミのプロジェクトでリーダーを務めています。当初は前述のとおりスマートなリーダーになってやると意気込んでいました。その理想の通りにスケジュール管理をし、リマインドをして、次やるタスクを明確にする、と周りを使うことができていました。当初は順調で「あれ、俺いいリーダーなんじゃね?」とうぬぼれていました。

しかしだんだん進捗が芳しくなくなり、5か月もたっているのにこれといった成果を残せていないことに気が付きました。

悩んだ末に先生の所に行くとこうアドバイスを受けました。

「役割分担をしようとしすぎている。成果を出すためには誰かがチームの進捗を置き去りにして先頭を引っ張っていかなければいけない。今のままだと成果が生まれず、何となくやっていました感しか残らない。」

こういわれたときに私はハッとしました。何となくミーティングをしていた感、チームマネジメントを行っている感を出しているのみで実際は何の成果にもつながらない行動をしていただけだったんだと気が付きました。

この話をしてから意識が変わり、今まではわざわざ分担していたものを自分ができることはすべて自分で行うようになりました。
こうすることで全体のスピード感が上がり、何とか当初の予定通りの進捗に戻すことができました。リーダーである自分が出し惜しみをせず、できる最大限の努力をすることでチームはいい方向に進むということを認識しました。

現在の理想

こういった経験があっても僕の理想は「背中で引っ張る寡黙なリーダー」ではなく「周りを使えるスマートなリーダー」であることに変わりはありません。

ただ、今現在の自分はその理想からは程遠いため、周りではなく自分にできることを精いっぱい行う「泥臭いリーダー」であることがチームへの最大の貢献だと思います。

スマートなリーダーになるためには「信頼」が必要不可欠であるため、
「あれだけ頑張っている彼が指示しているんだから自分もやらなければ」
と思ってもらえるような努力をしていきます。
おそらくですが世のかっこいいリーダーは地道な最大限な努力を怠らなかった結果としてスマートに振る舞うことができているのだと思います。
自分はその努力をすっ飛ばしてスマートに振る舞っていたため躓いてしまいました。

スマートなリーダーになるためにまずは「泥臭いリーダー」になりたいと思います。




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