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漫才師のすごさ

おはようございます。たむです。
最近は一周回ってフースーヤが激押し芸人です。
さて、今日は漫才師のすごさについて語ってみようかなと思います。先日余興で漫才を作る機会がありネタ作りから間の取り方まで「漫才師ってすげえ」と思うことばかりだったのでどんなところがどう「すごい」のかまとめてみます。

1.ネタ作り

まずは漫才をやるにあたって最も肝心なネタについてです。ここのワードセンス、展開のうまさがないと全く面白みを感じることができません。
漫才師のすごいところは0から1を生み出すところです。どんなテーマにするのか、どんなボケを入れるのか、どのように展開させるのかなどすべてにおいて0から新たな笑いを生み出しています。自分はミルクボーイの形式を真似して身内ネタを盛り込んだだけなので比較的作りやすかったですが、あの流れを一から作ることは絶対にできないだろうなと思いました。あのテンプレートの通りに言葉をはめていくだけである程度面白い漫才を作ることができるのであのシステムを構築したミルクボーイは本当にすごいと感じました。

2.テンポ

次にテンポです。個人的にはここがプロの芸人と素人で大きく差が生まれるポイントではないかなと思います。漫才師と全く同じセリフでネタをやっても面白さに違いが生まれる大きな要因がこのテンポ感です。

自分が漫才の練習をしてプロと見比べてみたときに、このテンポ、間の取り方だからこそ、ここまでの爆笑につながるんだと初めて実感しました。コンマ1秒でも間が空いてしまうだけで笑いの量が減ってしまう中で本番で一番ベストなテンポを維持できることが本当にすごいと思いました。おそらく計り知れないほどの練習を重ねているのが優に想像できます。

そういった面で漫才師はお笑いという競技に向き合っているアスリートと言ってもいいのかもしれませんね。

3.コンビ2人のおしゃべりを聞いている感

最後に感じた漫才師のすごさはコンビ2人のおしゃべりを聞いている感を出すのが非常にうまい、という点です。先述したネタ作り、テンポの維持が完璧にできたとしてもどうしてもプロの漫才師の面白さには何かが足りませんでした。そのうまくいかない要因が台本を読んでいる雰囲気が出てしまっていることでした。テンポを維持しようとすると余計な言葉をはさむことはできないため台本の通り決まったセリフを読むことになってしまいます。すると急にネタがクサく見えてきて笑えなくなります。

これを回避するためにはネタとしてではなくあくまでただのおしゃべりをしている雰囲気を演出することが大切です。この雰囲気を出すためには合間合間の相槌、声のトーン、しゃべっていないほうの表情、身振りが重要になってきます。相槌のセリフなどもがちがちに台本で作りこんでいるとは思うのですが、それを見せない工夫が漫才師にはできているのだなと思いました。

特に感じたのがセリフ回し以外の表情、目線などの視覚的な要因が面白さに強く関係しているということです。漫才を実際にやってみる前からワードセンス、テンポなどが重要なのは何となく知っていましたが、それ以外の要因が面白さに大きくかかわっているというのはやってみたからこそ得られる発見でした。

4.最後に

いかがだったでしょうか。お笑いファンの方ならすでに知っているような内容ばかりだったかとは思いますが、普段あまりお笑いを見ない方々にも漫才って奥が深い! 漫才師ってすげえ! と少しでも思っていただけていたら幸いです。

人生で初めて漫才をやってみて思ったことは2つ、
「漫才師になりたい」と「漫才師にはなれない」
ということです。お笑い芸人マジリスペクト。
またお笑いに関することをぼちぼち投稿していけたらなと思います。
読んでいただきありがとうございました。



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