『ホワイトマジック』解読年間講座 第3回レポート(前編)
『ホワイトマジック』解読年間講座、第3回の前編では「規定3」について学びました。
規定3
エネルギーは循環する。四つのものの労役の産物である光の点は明るさを増し、そして成長する。無数のものがその成長する暖かみの周りに集まり、その光を弱くする。第二の音が鳴り響く。
これが規定3として書かれています。
魂の光と肉体の光
光が存在しているということは、常に2つのことを意味しています。つまりエネルギーが存在しているということ、そしてそれがある形態をまとって顕現しているということです。
人の思考と魂のアイディアが接点を見出すことで、想念形態の胚珠が誕生します。この想念形態が完成したとき、その人は大計画のうち、メンタル界でヴィジョンとして見て把握できるものを物質界に具現化することができるようになります。
想念形態を作るステップ
熱誠家の想念形態の創造は、魂のエネルギーとパーソナリティのフォースにより次の3段階で準備されます。
1.沈黙の声を聞くことを可能にする内的静寂と、方向づけられた注意深さを達成しようという苦悩する期間。
2.魂の内なる声を聞いて正しく解釈することに慣れ、受けたメッセージを黙想的に思索する期間。
3.聖語を響かせ、魂の声と混ぜ合わせて、自らの想念形態を建設するためにメンタル物質を発動させる期間
1はその人の発達段階に応じて違ってくるようです。
個人的な野心を抱かない熱誠家だけが、主観的世界にある活動形態を具現化することを仕事にすることができます。他の熱誠家は既に活動状態に入っているグループを援助支援したりします。
「野心を殺し去れ」がこの段階での合言葉です。
2の時期になると、エネルギーがスートラートマと呼ばれている「糸」に沿って伝わり、脳と魂との間に波動的な反応が確立されます。
その時、諸計画は神聖な目的に沿って熟し、「光の中で」その建設的な活動を推し進めることが可能になります。魂と肉体の接点は常に光の点を発します。それはスートラートマの点に焦点化されます。
これが規定3の中に書いてある「光の点」ですね。
3は魂と脳の間にしっかりとした連携が確立されたときにだけ可能になります。
人類の奉仕の性質
魂として機能するとき、人類は下位王国(動物、植物、鉱物)にフォースを伝導することによって彼らを癒し、刺激し、活力を与えることができます。
下記のように、エネルギーの伝導が起きているそうです。
人間は自分勝手に生きているので地球にとって癌だとも言われたりしますが、人間がいないと動物も植物も鉱物も生きられない、という構造なのですね。人類は「世界奉仕」という重要な役割を担っているのです。
もし人間がフォースの操作を誤った場合、有害な磁力的状態が生まれ、下位王国を含めて私たちを取り巻く世界にある悪の原因となってしまうそうです。責任重大ですね!
無害性
この言葉は秘教を学んでいるとたびたび出てきます。それほど重要なことだということです。
上記に書いたみたいに人間が悪の原因にならないためにはこの「無害性」が重要になってきます。
講座第2回のレポート前編で、「朝の瞑想・昼間の想起・夕方の回顧」の話をしましたが、夜寝る前等に、今日一日の自分の行動や言動や思考を振り返って、人を傷つけるようなことはなかったか、完全に無害でいれたか、を確認すると良いようです。
もし無害性が人生の基調になるならば、パーソナリティに正しい調和状態を生み出す上で他のどんな訓練を行ったよりも多くのことを成し遂げることができる、とのことです。
無害になることで激烈な浄化が起きるそうです!
11のステップ
規定2と規定3はセットになっているらしく、この2つの規定において、魂の魔術的な仕事の基礎が築かれます。その段階を書いたものが下記になります。
1~6は規定2の内容で、7~11が規定3の内容です。
流れで見ることができてわかりやすいですよね。
1.太陽天使がパーソナリティに教えるという仕事を開始する。
2.太陽天使は霊的王国での魂の計画から自らのフォースを撤退させ、なすべき仕事に注目を集中させる。
3.太陽天使は深い瞑想に入る。
4.三界の道具と磁力的に連結される。
5.道具である人間が反応し、彼も瞑想に入る。
6.仕事は、秩序立った段階を踏みながら、周期的な活動を伴いつつ進行する。
7.魂の光が下方へと投じられる。
8.活力体の光と肉体形態が頭部内の光と同調する。
9.諸センターが活動状態に入る。
10.魂の光と光の他の二つの様相が強まり、今や三界のすべての生命が照らされるようになる。
11.整列が生まれ、弟子道とイニシエーションの仕事が可能になり、存在の法則に従って進行する。
人間の違いを生み出す要因
すべての熱誠家は、人間の性質には一時的な違いがあるということを覚えておいた方が良いとのことです。
下記が人間の違いを生み出す要因です。
a. 光線(これがその生涯の磁力に圧倒的な影響を与える。)
b. 真理の探究方法。オカルティストの道か神秘家の道のいずれかがより強く引きつける。
c. 偏極。その生涯の意図が情緒的であるか、知的、物質的であるかを決定する。
d. 進化段階。それが人々に見られる多様性につながる。
e. 占星学での宮。特定の生涯における傾向を決定する。
f. 人種。これはパーソナリティーを特定の人種の想念形態の影響下に入れる。
aの「光線」は、モナド・魂・パーソナリティの光線とありますが、ほとんどの人はモナドの光線の影響を受けるほど進化をしていないので、魂とパーソナリティの光線がその人の特質となっており、光線の組み合わせによって人との相性もわかるそうです。
魂の光線が同じ二人の場合、お互いに、相手が自分と同じように行動するのがわかるので、信頼し合える親友になるそうです。
魂の光線が一緒で、パーソナリティの光線も一緒の場合(非常に稀ですが)、完全な友情、うまくいく結婚といったように、切れることのない絆が生まれるそうです。ソウルメイト的なものですかね。
パーソナリティの光線は同じだけど、魂の光線が違う二人の場合は、短期間の突然の友情と親密さが生まれるかもしれないが、それは蝶のようにはかないものとなるそうです。燃えるような恋愛はこのパターンかしらね。
面白いですね。人の相性を占うときは星座より光線を見た方がいいかもしれませんね。結婚する人を選ぶには魂の光線が一緒の方がよさそう。
bの神秘家かオカルティストかという違いは、一時的な特徴であって、誰もがどちらの道も通らなければならないそうです。今世の人生の目的によってどちらの道の方が目的を達成しやすいかで決まってきます。
dの進化段階ですが、魂の経験年齢によって理解できる範囲が違ってきます。よって、あまり進化していない人は、かなり進化している人を完全に理解することはできないので、進化の進んだ人の行動に対しての判断は差し控えるべきのようです。
このような個人の違いをふまえて仕事をすることが白魔術師には求められてくるということのようですね。人の光線や進化段階がわかるようにならないといけないということかな。
エソテリックヒーリングも、患者の光線や魂の進化段階によって治療の仕方が変わってきたりしましたもんね。
以前学んだことがつながってくると面白さが増すのが秘教。
次回は規定4について書きます。
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