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『魂の光』解説年間講座 第9回レポート(後編)

今日は『魂の光』解説年間講座の第9回レポート後編を書きます。

今回もひきつづき、サンヤマを達成したあとに得られる能力について、いくつかピックアップして書いていきます。


太陽と月と北極星

瞑想の対象によって得られる知識は変わってきます。

太陽に瞑想→7つの世界の知識(宇宙に関する知識)
月に瞑想→月の作用を受けるあらゆる形態に関する知識(星宿など星の配列に関する知識)
北極星に瞑想→惑星や星々の軌道についての知識(星の運行に関する知識)

太陽に瞑想して得られる7つの世界の知識の「7つの世界」とは、秘教ではおなじみの「7つの界層」のことですね。つまり、太陽について瞑想することで、宇宙に関する完全な知識を得ることができるということです。

月に瞑想して得られる知識は上に書いた通りですが、『魂の光』では、「月を瞑想できる者にアストラル界の知識がもたらされる」と書かれています。
太陽が魂の象徴であって、魂と様々な意識状態に関係しているのに対して、月は物質の象徴であり、体つまり意識の媒体に関係しているということです。

北極星はあらゆる天体の公転の軸となっているので非常に重要な星とされています。その北極星に瞑想することであらゆる天体の運行に関する知識がもたらされる、とのこと。
そしてこの知識があらゆる占星学的な研究の基礎になるものとなるそうです。

望遠鏡などがなかった時代だと天体の動きを研究することは難しいですよね。それでも古代の文献や遺跡をみると当時の人が天文学や占星術に長けていたことがわかります。彼らはこのような瞑想によって天体を見る能力を得ていたのでしょうかね。


小宇宙に関する知識

太陽叢センターに注目を集中させることによって、肉体の状態に関する完全な知識が得られるそうです。

太陽叢センターはお腹にあるチャクラですね。インドのアーユルヴェーダでもお臍にあるチャクラ(ヴェーダでは臍マルマと呼ぶらしい)が身体の中央ですべてのプラーナの脈管の起点なので、ここに全身の症状が現れる、とされています。

現在のアーユルヴェーダの名医は、脈診で「身体の配列」のすべてを知るそうです。インドで脈診が用いられるのは13世紀以降のことで、パタンジャリのころにはありませんでした。当時の名医は臍に意を注ぐことにより、身体で起こっていること、起ころうとしていることを察していたようです。


飢渇感の遮断

喉センターに注目を固定させることによって、飢えと渇きを止めることができるそうです。

食べなくても飢えない能力。なんかそれっぽいやつ出てきたな!という感じですよね。

飢えを感じなくなる能力を得るということなのかとイメージしましたが、『図説ヨーガ・スートラ』によると、もっと物質的な話が書いてあって面白かったので紹介します。

喉のチャクラを総制し、「不死の甘露」を流出させることによって飢餓感が消滅する、と書かれています。
その不死の甘露はソーマとかアムリタと呼ばれていて「非常に甘美で、陶酔をもたらし、神と合一し、魂と心と体を活気づけ、若返らせ、不死をもたらす霊薬」だと考えられていたそうです。

アーユルヴェーダでは、そのソーマを代用品で復元しようとする試み(「不老長生術」または「錬金術」)があって、そこに下記のレシピがあります。

ヨーグルトに蜂蜜、健康に有益な薬草の煎じ汁、大麻を加えてシェイクする。

材料にヤバいものが含まれていますが、おいしく飲めそうな気もしますね。

ヨガ行者達は、このソーマを体内で合成し、内分泌させる法の研究に没頭していました。
喉チャクラへの集中によって、喉の奥が不死の霊薬、甘露であふれる。
口中にあふれるこの液体を飲むことによって、飢餓感は失せる。この場合の「飢餓」は肉体のそれのみにとどまらず、精神・霊魂の飢え渇きも含まれていた、とのことです。

興味深いですね!
仏教でも「千日回峰行」などで、9日間飲まず食わず(+不眠)という修行があるそうなのですが、この甘露を内分泌することで耐えているのでしょうか。でも絶水・絶食よりも絶眠の方が辛そうですが。
意識を肉体から切り離してしまえば可能なのかもしれませんね。


高位の五感

瞑想によって、より精妙な領域にある五感の対応物に気づくようになり、それらを目覚めさせ機能できるようになるそうです。

これは、物質界を超えた精妙な領域で知的に奉仕し、偉大なる進化計画に協力できるようになるための能力で、高位の聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚が発達し、直観知識が生じるということだそうです。

高位の聴覚とかは想像できるのですが、高位の嗅覚ってなにが匂うようになるんですかね。


いかがでしたか?私は、先週書いた分よりも今週の方が得てみたい能力があったかな。

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