見出し画像

「エソテリック・ヒーリング年間講座」第6回レポート(後編)

先週に引き続き、「エソテリック・ヒーリング年間講座」第6回レポートをお届けします。

テーマは「メンタル体とマインドの3つの様相、瞑想について」です。


メンタル体のかたち

改めてメンタル体のイメージが沸くように説明してみます。

メンタル体は「体」と書いてありますが、肉体やエーテル体のように決まった形にとどまっているわけではなく、その人のその時の思考によって周囲にあるメンタル質料が引き寄せられて形づくられます。
アストラル体の時と同じですね。でもアストラル体よりも更に精妙な質料でできていますし、遥かに光り輝き、色彩も明るいそうです。見ることができたらキレイでしょうね。

メンタル質料にアストラル質料が交じり合ってできる想念形態には様々な色があって、想念によって色が違うそうです。愛情はピンク、宗教心は水色、といったように。そして利己心があると色が濁るとのこと。


思いは感染する

ある人がひとつのことについてずっと思考し続けているとそれは想念形態となってその人に付きまといます。
想念形態の大きさと存続期間はその想念と感情の強さによって決まり、その人、または他の人でも同じ想念を繰り返すとそれが栄養となって存続期間が伸びるそうです。(例えばアインシュタインの「相対性理論」は美しく強力な想念形態だと思いますが、たくさんの人が相対性理論について学び、理解する人が増え続けると、その想念形態は大きくなり、やがて「想念中枢」というものが普遍的空間にできるそうです。そうなると新しく学ぶ人がそれにアクセスするととても理解しやすくなる、ということも起きるようです。)

一方ずっと思いを抱き続けるのではなく、特定の誰かに向けたわけでもない種類の想念形態もあって、そんな想念形態はその人に付きまとうことはなく、その人の足跡のようにその場に残されていくそうです。(例えば、電車に乗っていて、「あ、今日の夜はラーメン食べよう!」と思って電車を降りた後に、その電車に乗ってきた別の人がその想念形態を拾って「あ、ラーメン食べたいな」となることがある感じですかね)

また、ある特定の人に対して強い思いを抱くと、その想念形態が自分を離れて飛んで行くことがあるそうです。
(『源氏物語』に出てくる六条御息所が強い嫉妬のあまり生霊になってしまったのもこれかしら)

思いは生き物だということですね。


「わかったつもり」じゃダメ

アリス・ベイリーの(DK大師の)想念形態がしっかりしているので、プラス神尾先生の想念形態のおかげで秘教の講座を受けているときは理解したつもりになっているのですが、「わかった」と「身につく」は違うようです。

読書するだけ、セミナーに出るだけ、で満足していてはダメで、自分の頭で自分の言葉で思考し、それを反復することで初めて理解に近づきます。そしてメンタル体が鍛えられます。

わかりやすい教材は良いとされがちですが、わかりやすいとわかったつもりにもなりがちなのでメンタル体が育たないそうです。それにしても、アリス・ベイリーの本は難しすぎだと思いますけどね!

秘教を学ぶ人が増えれば想念中枢ができて、もっと理解しやすいものになるはずなので、みなさん、どしどし秘教を学びましょう!


0次元人間の話

メンタル体とか界層の話は体系的だし図解もされているので頭では理解できたつもりになっていますが、やっぱり目に見えない世界って本当の意味では理解しきれないですよね。

ここで秘教に関係ない話になるのですが、小さいとき、4次元とか5次元とかいう言葉を聞いて、どうしてもその世界のことが想像できなくてモヤモヤしていたのですが、ある日ある本を読んで「想像できない」でOKなんだ、というか想像できなくて当たり前じゃん!と思えることができたのでその話をしようと思います。

たぶん中学生くらいだったと思いますが、父親が買ってきた『NEWTON』という雑誌で、たしか超ひも理論の特集号だったと思いますが、パラパラと読んでいると次元の話がありました。
その部分だけ理解できてすごく面白くて記憶に刻まれているので思い出して書けると思うのですが、「次元」の説明についてこんな感じのことが書かれていました。

「0次元人間」というものがいるとして、その人間は小さい点のようなもので(厳密にいうと体積はないのだが)、自分の体と同じサイズくらいの小さな点の中で暮らしているとしよう。

その人間が「1次元」の世界に行くと点の世界が線になって、細長いチューブの中で暮らしているような感じになる。0次元世界では全く身動きがとれなかったのに、前と後に動くことができるようになった。すごい進歩だ!

そして「2次元」の世界に行くと線の世界が面になって、前と後どころか横にも斜めにも自由に動けるようになる。ファンタスティック!

そして「3次元」の世界に行くと面の世界が立体になって、上にも下にも行けるようになるのだ。What a wonderful world!

面白くないですか?

1つ次元が上がるだけで信じられないくらい進歩した世界になっています。

そして次のような話も書いてありました。

1次元世界しか知らない人間がいるとして、細長いチューブの中を前に進んでいると、目の前に障害物があって進めなくなってしまった。2次元人間だったら目の前の障害物は横に避ければ済む話なのだけど、1次元人間からしたら、そんなのは人間が急に消えてしまったように見える。3次元人間だったらその障害物をヒョイっと持ち上げてどかせることができちゃうのだけど、1次元人間からすると目の前の障害物が急に消えちゃうんだから、もはやそれはイリュージョン!

下の次元の人間からすると、上の次元の人間のすることは理解の範囲を超えたイリュージョンの世界なのです。

なので、3次元人間(物質世界にいる我々)にとって4次元(アストラル界)や5次元(メンタル界)の世界は想像できなくて当たり前。

でも、「見えないから」「想像できないから」といってその世界が「ない」ということにもならない。

科学の世界に生きている人こそ見えない世界を信じる素地があると思うんだけどなあ。。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?